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1号機 原子炉格納容器漏えい率検査 用語解説

用語解説
PCV L/T 原子炉格納容器漏えい率検査の意味。
Primary Containment Vessel Leak Testの頭文字を取った略語。
原子炉格納容器は、格納容器内に原子炉冷却材の漏えいが発生した場合に「防壁」としての機能を有しています。その機能を確認するものが原子炉格納容器漏えい率検査です。
この検査は、原子炉格納容器を窒素ガスにより加圧し、格納容器からの漏えい率を測定します。
基準容器 原子炉格納容器漏えい率検査に使用する機密性の高い、漏えいのない容器。原子炉格納容器内に設置されています。
基準容器外観点検 基準容器の外観に異常がないことを、目視にて確認・点検する検査です。
基準容器耐圧試験 基準容器を加圧し、漏えいがなく、かつ、外観に異常がないことを確認・点検する試験です。
基準容器漏えい試験
(継手部)
基準容器の溶接部以外の継手部について、漏えいがないことを確認・点検する検査です。
バウンダリ
(原子炉格納容器バウンダリ)
事故時に、放射性物質の放出に対する「しきり(障壁)」を形成する範囲を意味します。
計器校正 原子炉格納容器漏えい率検査に先だって、使用する測定計器が正常であることを確認・調整すること。
MSIV L/T 主蒸気隔離弁漏えい率検査の意味。
Main Steam Isolation Valve Leak Testの頭文字を取った略語。
主蒸気隔離弁は、原子炉で発生した蒸気をタービンへ導く配管(主蒸気配管)に設けられた弁です。原子炉格納容器の内側と外側に設置されており、主蒸気配管から主蒸気が漏えいした場合に隔離する(閉める)役目があります。
この検査は、主蒸気配管を圧縮空気で加圧し、主蒸気隔離弁からの漏えい率を測定します。
(原子炉格納容器漏えい率検査前に必ず実施する検査です)
局部漏えい検査
  及び
弁間漏えい検査
原子炉格納容器バウンダリを構成するシール部、電線貫通部及び原子炉格納容器隔離弁に、圧縮空気または窒素ガスを加圧し、これらの部分からの漏えいを確認する検査です。
(原子炉格納容器漏えい率検査前に必ず実施する検査です)
FCS漏えい検査 FCSは、可燃性ガス濃度制御系の意味。
Flammability Control Systemの頭文字を取った略語。
可燃性ガス濃度制御系は、原子炉冷却材(水)が喪失した事故時に発生する水素ガスを処理する装置です(水素ガスはある濃度以上で空気と反応すると、爆発する)。
この検査では、可燃性ガス濃度制御系を圧縮空気で加圧し、可燃性ガス濃度制御系弁からの漏えい率を測定します。
(原子炉格納容器漏えい率検査前に必ず実施する検査です)

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