原子炉建屋上部にある使用済燃料プールには、発電に使用された使用済燃料等が貯蔵されています。この使用済燃料等によるリスクを下げるため、事故を起こした原子炉建屋からの燃料取り出し作業やその準備を進めています。

使用済燃料とは

燃料は、発電のため原子炉で使用したのち、新しい燃料と交換します。この交換して取り出した燃料が使用済燃料です。取り出した使用済燃料は熱を発することから、安定して貯蔵するために冷却します。

各号機の燃料取り出しの状況

1号機の状況

内部状況の調査

ガレキの撤去
(オペレーティングフロア)

大型カバーの設置

ガレキの撤去
(天井クレーン等)

燃料取扱設備の設置

燃料の
取り出し

完了

1号機の状況

1号機は、2018年1月から、原子炉建屋上部オペレーティングフロアの北側、中央部のガレキ撤去を進めてきました。
オペレーティングフロア南側にある天井クレーン及び燃料取扱機を支えるための作業が2020年11月に完了しております。
今後、建屋全体を覆う大型カバーを設置し、大型カバーの中で、ガレキ撤去を行う計画です。

2号機の状況

内部状況の調査

原子炉建屋南側
「燃料取り出し用構台(構台・前室)」の建設

燃料取扱設備の設置

燃料の
取り出し

完了

2号機の状況

2号機は使用済燃料取り出しに向け、建屋南側に「燃料取り出し用構台(構台・前室)」の建設を行います。

3号機の状況

内部状況の調査

ガレキの撤去

燃料取扱設備の設置

燃料の
取り出し

完了

3号機の状況

3号機は、2021年2月に全ての燃料取り出しが完了しました。

4号機の状況

内部状況の調査

ガレキの撤去

燃料取扱設備の設置

燃料の
取り出し

完了

4号機の状況

4号機は、2014年12月に全ての燃料取り出しが完了しました。

中長期ロードマップの進捗状況(廃炉・汚染水・処理水対策チーム会合/事務局会議)で、毎月の進捗等に関する資料を掲載しています。
詳しくはこちらの「使用済燃料プール対策」資料をご覧ください。