文字サイズ
小
中
大

印刷

Language


プレスリリース 1995年


資料2:温室効果ガス(GHG)に関するポジションステイトメント

 世界電力首脳会有志の会議(E7)のメンバ一は、地球温暖化を含む環 境と開発の問題に関する国際的な討論に、積極的に参加したいと考えてい る。地球温暖化は国境を越えた問題であり、その解決策は国際的なものと ならざるを得ない。発展途上国・新興工業国・先進国を含む全ての国々は、 世界的な解決策の形成に参画すべきである。国際社会の一員として、世界 電力首脳会有志の会議は温室効果ガス削減の努力を支持する。  「持続可能なエネルギーのためのE7憲章」の精神に沿って、この会議 のメンバーは以下の原則に則り、温室効果ガスの削減戦略を形成すること に合意した。各メンバ一は:
  • すべてのE7プロジェクトおよび活動において温室効果ガスを主要な 検討事項とし、可能な場合には、その削減量を計測する。
  • 現在、地球温暖化のメカニズムは全容が解明されていないが、このま ま放置しておくよりも、後から後悔しないという観点から、現段階でいろ いろなプロジェクトを評価し、実施する。(ノ一リグレット・アプローチ の採用)
  • 各国の環境プログラムと国際的な環境プログラムの調和を図るため、 自発的に整合性を図るよう努力する。
  • 気候変動枠組み条約にあるように、各メンバーの母国の温室効果ガス の安定化・削減努力に協力する。
  • 国家的な取り組みの一環として、各メンバーは自社の温室効果ガス削 減戦略を構築、採用する。
  • 温室効果ガス削減に供される資源を最大限に活用し、得られる利益を 最大限にするために政府ならびに非政府機関と協力して、温室効果ガスの 削減を図る。
  • 二か国以上の国が相互利益のために協力して温室効果ガスを削減する という「共同実施」を支持する。