プレスリリース 1999年

福島第一原子力発電所1号機の定期検査開始について



                                               平成11年7月15日
                                               東京電力株式会社

 当社は、7月16日から、福島第一原子力発電所1号機(沸騰水型、    
定格出力46万キロワット)の第21回定期検査を開始いたします。

1.定期検査のための停止期間
   平成11年7月16日から90日間の予定

2.定期検査を実施する主な設備
(1)原子炉本体
(2)原子炉冷却系統設備
(3)計測制御系統設備
(4)燃料設備
(5)放射線管理設備
(6)廃棄設備
(7)原子炉格納施設
(8)非常用予備発電装置

3.定期検査中に実施する主な工事
(1)燃料集合体の取替え
    燃料集合体400体中約80体を取り替える予定です。
(2)制御棒の取替え
        日本原子力発電(株)東海第二発電所の定期検査中に発見された
   不具合(制御棒ハンドル部のひび)に鑑み、同一メーカー製であり、
   かつ同時期に製造された制御棒を、念のため実績のある他タイプの
   制御棒に取り替える予定です。
(3)アクシデントマネジメント対策工事
    当社は、アクシデントマネジメント(注)の整備案をとりまとめてい
   ますが(平成6年3月発表)、このたび、アクシデントマネジメン
   ト対策として、耐圧強化ベント設備の追加等の工事を実施する予定
   です。

(注) アクシデントマネジメントとは、原子炉施設の安全性に関し、そ
   の安全性をより一層高めるために努力を重ねることが大切であると
   の観点から、原子炉の設計における多重防護の配慮に加えて、現実
   には起こるとは考えられない炉心損傷に至る事故(シビアアクシデ
   ント)に対しても、その発生の防止、影響を緩和するための措置を
   講じておくというもので、原子炉設置者である電力会社が自主的に
   行うこととしています。

                                                         以 上

  <参考>当社原子力発電所の現況

    福島第一・1号機( 46万キロワット)   7月16日から
                                               定期検査開始予定
           2号機( 78万4,000キロワット) 調整運転中
           3号機( 78万4,000キロワット) 運転中
           4号機( 78万4,000キロワット) 運転中
           5号機( 78万4,000キロワット) 運転中
           6号機(110万キロワット)      運転中

      福島第二・1号機(110万キロワット)      運転中
           2号機(110万キロワット)      運転中
           3号機(110万キロワット)      運転中
           4号機(110万キロワット)      調整運転中

    柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)      運転中
          2号機(110万キロワット)      運転中
           3号機(110万キロワット)      運転中
           4号機(110万キロワット)      運転中
           5号機(110万キロワット)      調整運転中
          6号機(135万6,000キロワット) 運転中
           7号機(135万6,000キロワット) 運転中



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