平成11年5月19日
東京電力株式会社
当社は、昨年10月に発生したNFT型使用済燃料構内輸送容器(以下構
内輸送容器)のデータ問題を受け、これらの構内輸送容器による発電所構
内輸送を見合わせるとともに、再発防止対策を検討し、通商産業省に対し
て、再点検結果の報告などを行ってまいりました。
その後、構内輸送再開に向けて、工事計画認可申請(4月28日認可 同
日お知らせ済)などの諸手続を進めてまいりましたが、本日、福島第一原
子力発電所にある構内輸送容器6基について、通商産業省から使用前検査
合格書を受領し、構内輸送容器の使用を再開しても問題ない旨のご判断を
いただきました。
これを受け、当社は、5月21日から、これらの構内輸送容器による同発
電所5号機から共用プールへの構内輸送を再開することといたします。
当社としては、今回の使用済燃料輸送容器のデータ問題を重く受け止め、
引き続き再発防止につとめるとともに、今後とも、安全を第一に原子力発
電所を運転していく所存です。
以 上
<参考>NFT型使用済燃料構内輸送容器のデータ問題の経緯
平成10年
10月6日 データ問題発覚
7日 当社を含む電力4社に対して国から調査の指示
13日 遮へい材データの調査結果を通商産業省へ報告
11月12日 追加調査について通商産業省へ報告
12月3日 当社を含む電力4社から国へデータ問題に対する調査結果
と再発防止対策及び容器の遮へい安全性評価について報告
平成11年
2月22日 再点検結果について報告
3月29日 当社における風土改革検討委員会検討結果を報告
4月15日 工事計画認可申請
28日 工事計画認可
5月7日 使用前検査申請(福島第一原子力発電所)
19日 使用前検査合格書受領(福島第一原子力発電所)
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