プレスリリース 1998年

定期検査中の柏崎刈羽原子力発電所3号機の発電開始について



                                                 平成10年11月2日
                                                 東京電力株式会社

  当社・柏崎刈羽原子力発電所3号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)
は、平成10年8月8日以来、第4回定期検査を実施してまいりましたが、11月
2日午後5時27分発電を開始いたしました。
  今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能検査
を受け、11月下旬頃に定期検査を終了する予定です。

  今回実施した主な工事は、以下のとおりです。

(定期検査中に実施した主な工事)
1.燃料集合体の取替え
      燃料集合体764体中196体を取り替えました。
2.出力領域計装検出器の取替え
      出力領域計装検出器43本中6本を取り替えました。
3.制御棒の取替え
      福島第二原子力発電所1号機等で不具合のあったものと同型の制御
    棒を実績のある他タイプの制御棒に取り替えました。なお、これらを
    取替え後に点検した結果、異常は認められませんでした。
4.電動機駆動原子炉給水ポンプの増設
      給水系の電動機駆動原子炉給水ポンプについて、運転上の裕度向上
    を図るため、1台から2台に増設しました。
      なお、ポンプ増設に伴う運転性能の確認をプラントの調整運転時に
    実施する予定です。
5.アクシデントマネジメント対策工事
      アクシデントマネジメント(注)対策として、原子炉減圧の自動化、
    耐圧強化ベント設備の追加等の工事を実施しました。

                                                           以  上

(注)  アクシデントマネジメントとは、原子炉施設の安全性に関し、そ
      の安全性をより一層高めるために努力を重ねることが大切であると
      の観点から、原子炉の設計における多重防護の配慮に加えて、現実
      には起こるとは考えられない炉心損傷に至る事故
      (シビアアクシデント)に対しても、その発生の防止、影響を緩和
      するための措置を講じておくというもので、原子炉設置者である電
      力会社が自主的に行うこととしています。


<参考>当社原子力発電所の現況

  福島第一・1号機(46万キロワット)         運転中
            2号機(78万4,000キロワット)    定期検査中
            3号機(78万4,000キロワット)    運転中
            4号機(78万4,000キロワット)    運転中
            5号機(78万4,000キロワット)    定期検査中
            6号機(110万キロワット)        運転中
  福島第二・1号機(110万キロワット)        運転中
            2号機(110万キロワット)        運転中
            3号機(110万キロワット)        調整運転中
            4号機(110万キロワット)        運転中
  柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)        定期検査中
            2号機(110万キロワット)        運転中
            3号機(110万キロワット)        11月2日から発電開始
            4号機(110万キロワット)        運転中
            5号機(110万キロワット)        運転中
            6号機(135万6,000キロワット)   運転中
            7号機(135万6,000キロワット)   運転中



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