平成10年8月7日
東京電力株式会社
当社A8月8日から、柏崎刈羽原子力発電所3号機(沸騰水型、定格
出力110万キロワット)の第4回定期検査を開始いたします。
1.定期検査のための停止期間
平成10年8月8日から87日間の予定
2.定期検査を実施する主な設備
(1)原子炉本体
(2)原子炉冷却系統設備
(3)計測制御系統設備
(4)燃料設備
(5)放射線管理設備
(6)廃棄設備
(7)原子炉格納施設
(8)非常用予備発電装置
(9)蒸気タービン
3.定期検査中に実施する主な工事
(1)燃料集合体の取替え
燃料集合体764本中約200本を取り替える予定です。
(2)出力領域計装検出器の取替え
出力領域計装検出器43本中6本を取り替える予定です。
(3)制御棒の取替え
福島第二原子力発電所1号機等で不具合のあった同型の制御棒を
実績のある他タイプの制御棒に取り替える予定です。
(4)電動機駆動原子炉給水ポンプの増設
給水系の電動機駆動原子炉給水ポンプについて、運転上の裕度向
上を図るため、1台から2台に増設する予定です。
(5)アクシデントマネジメント対策工事
当社はアクシデントマネジメント(注)の整備案をとりまとめて
いますが(平成6年3月発表)、このたび、アクシデントマネジメ
ント対策として、原子炉減圧の自動化、耐圧強化ベント設備の追加
等の工事を実施する予定です。
以 上
(注)アクシデントマネジメントとは、原子炉施設の安全性に関し、その
安全性をより一層高めるために努力を重ねることが大切であるとの
観点から、原子炉の設計における多重防護の配慮に加えて、現実には
起こるとは考えられない炉心損傷に至る事故(シビアアクシデント)
に対しても、その発生の防止、影響を緩和するための措置を講じてお
くというもので、原子炉設置者である電力会社が自主的に行うことと
しています。
<参考>当社原子力発電所の現況
福島第一・1号機(46万キロワット) 運転中
2号機(78万4,000キロワット) 運転中
3号機(78万4,000キロワット) 8月8日より
計画点検開始予定
4号機(78万4,000キロワット) 運転中
5号機(78万4,000キロワット) 運転中
6号機(110万キロワット) 運転中
福島第二・1号機(110万キロワット) 運転中
2号機(110万キロワット) 調整運転中
3号機(110万キロワット) 運転中
4号機(110万キロワット) 運転中
柏崎刈羽・1号機(110万キロワット) 運転中
2号機(110万キロワット) 運転中
3号機(110万キロワット) 8月8日より
定期検査開始予定
4号機(110万キロワット) 運転中
5号機(110万キロワット) 運転中
6号機(135万6,000キロワット) 運転中
7号機(135万6,000キロワット) 調整運転中
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