福島第二原子力発電所1号機の手動停止について
平成9年12月5日
東京電力株式会社
当社・福島第二原子力発電所1号機(沸騰水型、定格出力110万キロ
ワット)は、本日午前9時00分から制御棒パターン調整を行って出力約
97万キロワットで運転中のところ、午前11時54分、制御棒1本が引き抜
きの途中で引き抜けなくなったので、当該制御棒を全挿入した後、原子炉
を手動停止し、制御棒や制御棒駆動系の点検調査を行うこととしました。
このため、本日午後1時00分から出力降下を開始しました。発電停止は
午後7時頃、原子炉停止は午後11時頃になる予定です。
なお、外部への放射能の影響はありません。
また、資源エネルギー庁による国際原子力事象評価尺度(INES)
暫定評価では、0-とされております。
以 上
<参 考>
制御棒パターン調整とは、燃料を効率的に燃焼させるため計画的に制御
棒の挿入位置を変更するものです。
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