プレスリリース 1997年

定期検査中の福島第一原子力発電所2号機の出力降下について


                                                  平成9年6月9日
                                                  東京電力株式会社

 第16回定期検査中の当社・福島第一原子力発電所2号機(沸騰水型、
定格出力78万4千キロワット)は、定格出力で調整運転中のところ、6
月8日午前10時頃、タービン建屋内にある予備(待機中)の電動駆動原
子炉給水ポンプ(A)の出口逆止弁付近よりわずかな給水の漏えいが発見
されました。
 このため、当該給水ポンプの逆止弁を点検修理する予定です。
 なお、念のため昨日午後0時05分より、発電機出力を定格の78万4
千キロワットから降下させ、午後1時00分に約55万キロワットまで降
下させました。
 なお、外部への放射能の影響はなく、非常用炉心冷却系(ECCS)の
作動もありません。
 また、資源エネルギー庁による国際原子力事象評価尺度(INES)暫
定評価では、0- とされております。 

                                                           以 上

 (注)本件は法律に基づく報告対象ではありません。




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