平成8年3月28日
東京電力株式会社
財団法人東電記念科学技術研究所は、大学の基礎研究の積極的な推進や
若手研究者の育成を目的として助成を中心とした活動を進めております。
本日、同研究所では、平成7年度3月の理事会を開催し、平成8年度か
ら実施される新規の研究助成テーマ等(年間総計90件、9,691万円)を次
の通り決定いたしました。(本年度は、長引く超低金利時代の影響から、
1件当り総額3,000万円の大型研究助成を取り止め、1件当り総額1,000万
円の研究助成のみといたしております。)
○研究助成:別添一覧に示すパイオニア的な基礎研究5件を新たに加え、
継続の研究テーマと合わせて18件
[金額:6,910万円]
○渡航費援助:若手研究者の国際会議参加への援助を目的に43件(上半期
25件は実施済)
[金額:1,245万円]
○奨学金事業:関東一円の大学の電気工学専攻または原子力工学専攻の大
学院生に給付。平成7年度は29件
[金額:1,536万円]
同研究所(昭和13年に設立)は、東京電力株式会社の前身である東京電
燈株式会社の開業100周年を記念し、昭和61年度に助成事業を拡大し(開
始は昭和32年)、国内の大学に所属する若手研究者(概ね40才以下)を対
象とした電気事業にかかわる基礎研究の助成や国際会議参加のための渡航
費の援助、大学院生を対象とした奨学金の給付を行っております。この間、
本事業に対する応募は、現在までの累計で、全国80の大学から既に1,000人
を上回っており、この内、助成対象は67大学421人、総額9億9,410万円
におよびます。(昭和61年度から平成7年度までの累計)
同研究所の助成活動は、わが国の創造的基礎研究の推進や国際的な技術
交流の促進につながるものと考えており、今後も引き続き努力していきた
いと考えております。
以 上
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