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プレスリリース 2014年

福島第一原子力発電所J6タンクエリアにおける多核種除去設備処理水の漏えいに関する「発電用原子炉施設故障等報告書」の提出について

平成26年12月25日
東京電力株式会社

 当社は、本日、福島第一原子力発電所J6タンクエリアにおける多核種除去設備処理水の漏えいについて、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則第18条に基づく報告(事故故障等の報告)を原子力規制委員会に行いましたのでお知らせいたします(別紙参照)。
 今後、引き続き調査結果を取りまとめ、原子力規制委員会に報告してまいります。

○別紙
 ・発電用原子炉施設故障等報告書(PDF 120KB)PDF
(件名:福島第一原子力発電所J6タンクエリアにおける多核種除去設備処理水の漏えいについて)

(以下、平成26年12月20日までにお知らせ済み

 平成26年12月17日、多核種除去設備処理水をJ6タンクエリアに移送していましたが、J5タンクエリアとJ6タンクエリアの配管が一部接続されておらず、同日午後3時頃、当該処理水が漏えいしました。当該処理水は堰外に漏えいしましたが、当該接続配管の弁を閉じて、漏えいは停止しました。また、漏えい箇所近傍には排水溝はないため、海への漏えいはないことを確認しました。なお、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されていません。
 現場確認の結果、漏えいした水は近くの土壌に染みこんでいること、また配管トレンチに溜まっており、その先も土嚢により流出が止まっていることを確認したことから、海への流出はないと判断しました。漏えい量は、移送量と移送時間から約6トンと推定しました。
 本件については、12月17日午後4時25分に核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法令第62条の3に基づき制定された、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則第18条第12号「発電用原子炉施設の故障その他の不測の事態が生じたことにより、核燃料物質等(気体状のものを除く)が管理区域内で漏えいしたとき。」に該当すると判断しました。

以 上

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