トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2014年 > 福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)A系の処理運転再開について
平成26年6月9日
東京電力株式会社
多核種除去設備(ALPS)A系については、クロスフローフィルタ(CFF)(*1)5Aから炭酸塩スラリー(*2)がろ過ライン側へ流出していることが確認されたため、平成26年5月17日より処理運転を停止しています。
原因調査において、CFFのガスケットの一部に欠損や微小な傷が確認されたCFF7Aおよび8Aと同様の原因と判断したことから、その対策として改良型CFFに交換することとしておりました。
その後、炭酸塩沈殿処理で使用しているCFF3Aから8Aまでを、改良型CFFへ交換し、炭酸塩スラリーが流出した範囲の系統内洗浄および吸着材の交換を実施したことから、本日(6月9日)午前10時14分に処理運転を再開しました。
処理再開後の運転状態に異常はありません。
現在停止しているC系については、改良型CFFに交換し、6月19日に処理運転を再開する予定です。
本メールには返信できませんのでご了承ください。
(*1)クロスフローフィルタ(CFF)
後段の吸着塔でストロンチウム吸着を阻害するイオン(マグネシウムやカルシウム等)の炭酸塩を除去するフィルタ
(*2)炭酸塩スラリー
金属系の性質を含んだスラッジ(汚泥のようなもの)
<参考>
多核種除去設備の系統図は、下記資料の48ページをご参照ください。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/l140218_03-j.pdf
以 上
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