トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2014年 > 福島第一原子力発電所 多核種除去設備(ALPS)B系の処理運転再開について
平成26年5月23日
東京電力株式会社
多核種除去設備(ALPS)B系については、クロスフローフィルタ(CFF)(*1)3Bから炭酸塩スラリー(*2)がろ過ライン側へ流出していることが確認されたため、平成26年3月18日より処理運転を停止しています。
その後、原因調査において、CFFのガスケットの一部に欠損や微小な傷が確認されたことから、その対策として改良型CFFに交換することとしておりました。
B系については、系統の洗浄および改良型CFFへの交換が完了したことから、本日(5月23日)午後0時48分に処理運転を再開しました。
処理再開後の運転状態に異常はありません。
現在停止しているA系とC系については、改良型CFFに交換し、A系は6月上旬頃に、C系は6月中旬頃に処理運転を再開する予定です。
(*1)クロスフローフィルタ(CFF)
後段の吸着塔でストロンチウム吸着を阻害するイオン(マグネシウムやカルシウム等)の炭酸塩を除去するフィルタ
(*2)炭酸塩スラリー
金属系の性質を含んだスラッジ(汚泥のようなもの)
<参考>
多核種除去設備の系統図は、下記資料の48ページをご参照ください。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/l140218_03-j.pdf
以 上
© Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.