トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2013年 > 福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報81)
平成25年12月21日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所1~4号機タービン建屋東側観測孔においてトリチウムおよびストロンチウムが高い値で検出されたことについて、その後の状況についての続報です。
昨日(12月20日)サンプリングした護岸付近の測定結果のうち、地下水観測孔No.2-7で採取した水について、全ベータが270Bq/Lと、前回の測定結果と比較して高い値が検出されました。
セシウム134の濃度、セシウム137の濃度、塩素濃度については、前回値と比べ有意な変動はありません。
また、この濃度は2,3号機取水口間海水と同程度です。
<参考>
12月20日採取分の地下水観測孔No.2-7のサンプリング結果
(括弧内は12月18日採取分のサンプリング結果)
・全ベータ:270Bq/L(検出限界値未満[検出限界値:19Bq/L])
・セシウム134:0.45Bq/L(0.81Bq/L)
・セシウム137:1.2Bq/L(1.6Bq/L)
・トリチウム:分析中(780Bq/L、12月15日990Bq/L)
12月16日採取の2,3号機取水口間の海水サンプリング結果
・全ベータ:290Bq/L
・セシウム134:24Bq/L
・セシウム137:59Bq/L
・トリチウム:490Bq/L
地下水観測孔No.2-7は福島第一原子力発電所2、3号機間の地盤改良施工箇所の外側であり、内側の地下水観測孔No.2-6の全ベータの濃度は12月17日の濃度で2,900Bq/Lとなっております。
今回の濃度上昇については、地盤改良施工箇所内側からの影響を受けたことも考えられますが、本日(12月21日)改めて地下水観測孔No.2-7で採取した水の再測定を行うとともに、2,3号機取水口間の海水の濃度についても状況を確認し、引き続き、監視を継続して参ります。
サンプリングの結果については、当社ホームページに掲載しておりますので、ご参照願います。
URL:http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/index-j.html
以 上
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