トップページ > リリース・お知らせ一覧 > 報道関係各位一斉メール > 2013年 > 福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報)
平成25年6月29日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所1~4号機タービン建屋東側観測孔においてトリチウム及びストロンチウムが高い値で検出されたことについて、その後の状況についての続報です。
本日(6月29日)、地下水観測孔No.1、6月27日に新たに設置が完了した地下水観測孔No.1-1(地下水観測孔No.1の東側(海側))および港湾内海水について昨日(6月28日)採取したガンマ核種および全ベータの測定結果、また、6月26日に採取した地下水観測孔No.2およびNo.3のトリチウムの測定結果が取りまとまったことから、お知らせいたします。
地下水観測孔No.1および、港湾内海水のガンマ核種および全ベータの測定結果は、前回と比較して大きな変動はありませんでした。地下水観測孔No.1-1(地下水観測孔No.1の東側(海側))のガンマ核種の測定結果は地下水観測孔No.1とほぼ同等の値でしたが、全ベータは、地下水観測孔No.1の1,400 Bq/Lに対して3,000 Bq/Lと高い値を示しております。
今後、当該箇所のトリチウムの測定結果につきましても、取りまとまり次第、お知らせいたします。
また、6月26日に採取した地下水観測孔No.3のトリチウムの測定結果は、前回と比較して大きな変動はありませんでしたが、地下水観測孔No.2のトリチウムの測定結果は、前回と比較してわずかに上昇が確認されたことから、今後は監視を強化してまいります。
引き続き、護岸の地盤改良工事などの汚染拡大防止対策を鋭意進めてまいるとともに現在掘削中の他の箇所の追加ボーリングの結果や港湾内や放水口などの海水の分析結果を踏まえて総合的に監視を強化してまいります。
<地下水観測孔No.1>
・6月28日採取分:
セシウム134 ND(0.40 Bq/L)
セシウム137 ND(0.43 Bq/L)
全ベータ 1,400 Bq/L
・6月25日採取分(お知らせ済み):
セシウム134 ND(0.39 Bq/L)
セシウム137 ND(0.49 Bq/L)
全ベータ1,400 Bq/L
<(新規)地下水観測孔No.1-1>
・6月28日採取分:
セシウム134 ND(0.41 Bq/L)
セシウム137 ND(0.51 Bq/L)
全ベータ 3,000 Bq/L
<地下水観測孔No.2>
・6月26日採取分:トリチウム 850 Bq/L
・6月21日採取分(お知らせ済み):
トリチウム 560 Bq/L
<地下水観測孔No.3>
・6月26日採取分:トリチウム 1,600 Bq/L
・6月21日採取分(お知らせ済み):
トリチウム 1,600 Bq/L
<取水口内北側海水>
・6月28日採取分:
セシウム134 15 Bq/L
セシウム137 33 Bq/L
全ベータ 230 Bq/L
・6月26日採取分(お知らせ済み):
セシウム134 6.1 Bq/L
セシウム137 13 Bq/L
全ベータ 200 Bq/L
<1、2号機取水口間海水(表層)>
・6月28日採取分:
セシウム134 8.5 Bq/L
セシウム137 19 Bq/L
全ベータ 180 Bq/L
・6月26日採取分(お知らせ済み):
セシウム134 6.2 Bq/L
セシウム137 11 Bq/L
全ベータ 260 Bq/L
<1、2号機取水口間海水(下層)>
・6月28日採取分:
セシウム134 7.5 Bq/L
セシウム137 17 Bq/L
全ベータ 180 Bq/L
・6月26日採取分(お知らせ済み):
セシウム134 6.2 Bq/L
セシウム137 9.3 Bq/L
全ベータ 210 Bq/L
以 上
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