東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について
【午後3時現在】
平成24年9月28日
東京電力株式会社
平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
※下線部が新規事項
【福島第一原子力発電所】
1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
5、6号機 地震発生前より定期検査中
※9月27日午後3時34分、2号機原子炉への注水量の変動が確認されたため、給水系からの注水量を約2.4m3/hから約2.0m3/h、炉心スプレイ系からの注水量を約4.9m3/hから約5.0m3/hに調整。
※9月27日午後11時15分、1号機および3号機原子炉への注水量の低下が確認されたため、以下のとおり注水量の調整を実施。
・1号機:給水系からの注水量を約2.6m3/hから約3.0m3/hに調整(炉心スプレイ系からの注水量は約2.0m3/hで継続中)。
・3号機:給水系からの注水量を約2.2m3/hから約2.5m3/hに調整(炉心スプレイ系からの注水量は約4.5m3/hで継続中)。
※9月24日午前9時10分、常用の窒素供給装置(窒素ガス分離装置A)については、累積運転時間が点検目安時間の6000時間を越えたことから、本格点検手入工事を実施するため停止。その後、当該工事を終了したことから、9月28日午前10時14分、同装置を起動し、同日午前11時15分、同装置による窒素ガスの封入を再開。
※9月28日午前10時20分、4号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(プロセス主建屋)へ溜まり水の移送を開始。
※9月28日午前10時50分、3号機原子炉への注水量の低下が確認されたため、給水系からの注水量を約2.3m3/hから約2.5m3/h、炉心スプレイ系からの注水量を約4.2m3/hから約4.5m3/hに調整。
【福島第二原子力発電所】
1~4号機 地震により停止中
以 上
- 添付資料
- ・過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 538KB)
- 参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
- ・過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)