東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について
【午後3時現在】
平成24年8月23日
東京電力株式会社
平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
※下線部が新規事項
【福島第一原子力発電所】
1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
5、6号機 地震発生前より定期検査中
※8月22日午前10時35分頃、汚染水貯蔵タンク増設に関わる作業に従事された協力企業作業員1名が厚生棟休憩室において意識のない状態で発見された。当該作業員は5・6号機救急医療室の医師による治療を受けたが、心肺停止状態であることから、同日午前11時34分、福島第一原子力発電所からいわき市立総合磐城共立病院へ搬送。なお、作業員の身体に放射性物質の付着はない。8月23日、医師により8月22日午後1時9分に同作業員の死亡が確認された旨、元請企業より連絡あり。
※7月20日に発生した予備の窒素供給装置(高台窒素ガス分離装置)用のディーゼル発電機周辺から燃料油(軽油)が漏えいした事象を受け、小型ディーゼル発電機の取り替え工事を実施。当該工事にあわせて、8月9日午前9時25分、処理水バッファタンクバブリング用窒素ガス供給装置による原子炉格納容器および原子炉圧力容器への窒素供給を開始し、窒素ガス分離装置Bとの並列運転としていた。8月23日午前10時47分、ろ過水タンクバブリング用窒素ガス供給装置による原子炉格納容器および原子炉圧力容器への窒素供給を開始するとともに、8月23日午前10時49分、処理水バッファタンクバブリング用窒素ガス供給装置による原子炉格納容器および原子炉圧力容器への窒素供給を停止し、ろ過水タンクバブリング用窒素ガス供給装置と窒素ガス分離装置Bとの並列運転とした。
【福島第二原子力発電所】
1~4号機 地震により停止中
以 上
- 添付資料
- ・過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 481KB)
- 参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
- ・過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)