東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について
【午後3時現在】
平成24年8月18日
東京電力株式会社
平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
※下線部が新規事項
【福島第一原子力発電所】
1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
5、6号機 地震発生前より定期検査中
※8月17日午前10時16分頃、パトロールを実施していた協力企業作業員が淡水化装置(逆浸透膜式)3において、水が漏れていることを発見。午前10時17分、同装置を手動で停止し、午前10時22分、漏えいが停止したことを確認。また、漏えい箇所は同装置のスキッド3内のブースターポンプ吸込側の継手部であることを確認。漏えい量は約0.2m3と推定しており、漏れた水は淡水化装置処理前の水で、表面線量率はガンマ線が0.1mSv/h、ベータ線が3mSv/h。なお、漏れた水は堰内に留まっており、系外への流出はない。漏えい水の核種分析を行った結果、ヨウ素131が検出限界未満、セシウム134が4.2×100Bq/cm3、セシウム137が7.2×100Bq/cm3、全ベータが7.1×104Bq/cm3。また、サンプリング箇所で表面線量率を再度測定した結果、ガンマ線が0.028mSv/h、ベータ線が5mSv/hであった。その後、漏えい箇所の清掃および類似箇所の点検を実施し異常のないことが確認されたことから、8月18日午後0時20分に淡水化装置(逆浸透膜式)3のスキッド4、午後1時に同装置1(A/B)をそれぞれ起動。今後、同装置については、水バランスを考慮し断続運転を実施。
【福島第二原子力発電所】
1~4号機 地震により停止中
以 上
- 添付資料
- ・過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 491KB)
- 参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
- ・過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)