東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について
【午後3時現在】
平成24年8月15日
東京電力株式会社
平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
※下線部が新規事項
【福島第一原子力発電所】
1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
5、6号機 地震発生前より定期検査中
※8月14日午前11時15分頃、4号機タービン建屋1階のパワーセンター室に水溜まりがあることを、パトロールを実施していた当社社員が発見。水溜まりの範囲は、パワーセンター室内全域および4号機タービン建屋1階廊下北側に拡がっており、水の深さは約1cm程度で、建屋内に留まっており屋外への流出は無い。当該室内への水の流入は継続しており、3号機タービン建屋地下から雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)へ滞留水を移送中の配管があることから、同日午後0時21分、当該移送配管のポンプを停止したところ、同日午後0時58分、当該室内へ水の流入の停止を確認。パワーセンター室内の溜まり水の核種分析を行った結果、セシウム134が約3.0×104Bq/cm3、セシウム137が約4.7×104Bq/cm3であったことから、溜まり水は3号機タービン建屋の滞留水と推定。なお、パワーセンター室の溜まり水については、今後4号機タービン建屋地下へ排水予定。パワーセンター室内全域および4号機タービン建屋1階廊下北側*の溜まり水の量については約4.2m3と推定しており、漏えいの原因については引き続き調査予定。
【福島第二原子力発電所】
1~4号機 地震により停止中
以 上
*「パワーセンター室の溜まり水の量については…」と記載しておりましたが、正しくは「パワーセンター室内全域および4号機タービン建屋1階廊下北側の溜まり水の量については…」です。お詫びして訂正させて頂きます。(訂正:平成24年8月16日)
- 添付資料
- ・過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 486KB)
- 参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
- ・過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)