東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について
【午後3時現在】
平成24年7月25日
東京電力株式会社
平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
※下線部が新規事項
【福島第一原子力発電所】
1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
5、6号機 地震発生前より定期検査中
※7月25日午前10時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへの移送を開始。
※7月25日午前10時22分、5号機計装用空気圧縮機(B)の試運転を終了したことから、同機器(A)の停止操作をしていたところ、過負荷トリップ警報が発生し同機器(A)が停止。内部点検を実施したところ、電磁接触器の一次側ケーブル付近に黒い煤を確認。現場には、発煙及び発火等の痕跡は見られなかったが、同日午後1時21分、浪江消防署に連絡し、消防署による現場確認を行うこととした。なお、本事象による外部への放射能の影響はない。
【福島第二原子力発電所】
1~4号機 地震により停止中
※発電所敷地境界に設置されているモニタリングポスト(計7基:No.1~7)について、7月10日から定期点検を実施。なお、点検は1基毎に行い、他の6基のモニタリングポストで測定・確認を行う。
No.1:7月10日午前9時31分~午後3時
No.2:7月11日午前9時31分~午後3時
No.3:7月12日午前9時31分~午後3時
No.4:7月13日午前9時31分~午後3時
No.5:7月18日午前9時31分~午後3時
No.6:7月19日午前9時31分~午後3時
No.7:7月20日午前9時31分~午後3時
No.1:7月24日午前9時31分~午後3時50分
No.2:7月25日午前9時31分~
※4号機において、スクリーン装置*の定期的な点検作業を7月26日より計画しており、事前に残留熱除去系を(B)から(A)へ切り替えるため、7月25日午後2時2分、残留熱除去系(B)を停止。同日午後2時14分、残留熱除去系(A)を起動。
*スクリーン装置
取水口内に設置されたポンプに海生物等が流れ込まないように除去する装置。
以 上
- 添付資料
- ・過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 455KB)
- 参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
- ・過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)