プレスリリース 2012年

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

【午後3時現在】

平成24年7月20日
東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
 また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
 プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

下線部が新規事項

【福島第一原子力発電所】
 1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
 5、6号機 地震発生前より定期検査中

7月19日午後5時52分、2号機原子炉への注水量の変動が確認されたため、給水系からの注水量を約3.0m/hから約3.1m/h、炉心スプレイ系からの注水量を約5.8m/hから約5.5m/hに調整。

7月18日から7月19日にかけて、4号機使用済燃料プール内に保管中の新燃料(未照射燃料集合体)2体を取り出し輸送容器に収納。7月19日午後4時47分、共用プール建屋への輸送が完了。今後、取り出した燃料体について腐食状況等の調査を実施。

【福島第二原子力発電所】
 1~4号機 地震により停止中

7月20日、午後0時5分頃、当所構内の協力企業厚生棟(非管理区域)において、協力企業作業員1名が頭部より出血し倒れているのを、別の協力企業作業員が発見。その後、午後0時15分頃に救急車を要請し、午後0時27分頃にドクターヘリを要請。ドクターヘリは、午後0時54分頃に発電所に到着し、午後2時頃にいわき市の松村総合病院に到着。現在、診察中。当該作業員に意識はあり、放射性物質の付着はない。なお、当該作業員は、当所構内での作業に従事するための登録に訪れていたもので、本日は構内での作業に従事していない。

※発電所敷地境界に設置されているモニタリングポスト(計7基:No.1~7)について、7月10日から定期点検を実施。なお、点検は1基毎に行い、他の6基のモニタリングポストで測定・確認を行う。
No.1:7月10日午前9時31分~午後3時
No.2:7月11日午前9時31分~午後3時
No.3:7月12日午前9時31分~午後3時
No.4:7月13日午前9時31分~午後3時
No.5:7月18日午前9時31分~午後3時
No.6:7月19日午前9時31分~午後3時
No.7:7月20日午前9時31分~午後3時

以 上

添付資料
過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 450KB)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。

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