プレスリリース 2012年

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

【午後3時現在】

平成24年7月19日
東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
 また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
 プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

下線部が新規事項

【福島第一原子力発電所】
 1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
 5、6号機 地震発生前より定期検査中

※港湾内の海底土拡散防止を目的として、3月14日、固化土(被覆材)による海底土被覆工事の本格施工に着手。7月18日までに、全てのエリアにおいて固化土の打設を行い、計画通りの被覆が行われていることを確認したことから、海底土被覆工事を完了。

※7月18日午前7時23分、淡水化装置(逆浸透膜式)制御盤改造作業を行うため、第二セシウム吸着装置を停止(淡水化装置(逆浸透膜式)については7月17日午後3時25分に停止)。当該作業が完了したことから、7月18日午後4時13分、淡水化装置(逆浸透膜式)を起動し、午後4時35分、第二セシウム吸着装置を起動。

7月19日午前8時32分、2号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水の移送を開始。

6月30日*に発生した、UPS(無停電電源装置)の故障により4号機使用済燃料プール代替冷却システムが自動停止した事象を受けて、1号機同システムのUPSの点検を実施するため、7月19日午前10時47分、同システムを停止(停止時プール水温度:約27.5℃)。UPSの点検が終了したことから、同日午後0時53分、同システムの運転を再開。(再開時プール水温度:約28.0℃)。

【福島第二原子力発電所】
 1~4号機 地震により停止中

※発電所敷地境界に設置されているモニタリングポスト(計7基:No.1~7)について、7月10日から定期点検を実施。なお、点検は1基毎に行い、他の6基のモニタリングポストで測定・確認を行う。
No.1:7月10日午前9時31分~午後3時
No.2:7月11日午前9時31分~午後3時
No.3:7月12日午前9時31分~午後3時
No.4:7月13日午前9時31分~午後3時
No.5:7月18日午前9時31分~午後3時
No.6:7月19日午前9時31分~午後3時

以 上

*「6月20日に発生した、UPS(無停電電源装置)の故障により」と記載しておりましたが、正しくは、「6月30日に発生した、UPS(無停電電源装置)の故障により」です。お詫びして訂正させていただきます。(訂正:平成24年7月20日)

 

添付資料
過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 447KB)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。

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