プレスリリース 2012年

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

【午後4時現在】

平成24年7月18日
東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
 また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
 プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

下線部が新規事項

【福島第一原子力発電所】
 1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
 5、6号機 地震発生前より定期検査中

7月18日午前3時58分、4号機原子炉ウェルの塩分除去装置(モバイルRO装置)において、「ROモジュール運転圧力高圧異常」警報が発生し、同装置が自動停止。その後、現場確認により漏えい等の異常がないことを確認できたことから、午後2時6分、同装置を再起動。原因はフィルタの目詰まり等であると考えられることから、今後、運転状態を継続監視する。なお、4号機使用済燃料プール冷却系については異常はなく運転中。

7月18日午前7時23分、淡水化装置(逆浸透膜式)制御盤改造作業を行うため、第二セシウム吸着装置を停止(淡水化装置(逆浸透膜式)については7月17日午後3時25分に停止)。

7月18日午前10時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへの移送を開始。同日午後4時、移送を停止。

※7月12日午前10時43分、2号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水の移送を開始。7月18日午前10時6分、移送を停止。

7月18日午前10時24分、3号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水の移送を開始。

夏期における原子炉関連温度上昇対策(原子炉へ注水する水を冷却し、原子炉関連温度の上昇を抑制する)として、処理水バッファタンク保有水の冷却用冷凍機を設置する工事をこれまで実施しており、7月18日午前9時30分、試運転を開始し、運転状態に問題がないことが確認できたため、同日午後3時20分、本格運用を開始。

【福島第二原子力発電所】
 1~4号機 地震により停止中

※発電所敷地境界に設置されているモニタリングポスト(計7基:No.1~7)について、7月10日から定期点検を実施。なお、点検は1基毎に行い、他の6基のモニタリングポストで測定・確認を行う。
 No.1:7月10日午前9時31分~午後3時
 No.2:7月11日午前9時31分~午後3時
 No.3:7月12日午前9時31分~午後3時
 No.4:7月13日午前9時31分~午後3時
 No.5:7月18日午前9時31分~午後3時

以 上

添付資料
過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 457KB)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。

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