プレスリリース 2012年

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

【午後4時現在】

平成24年6月27日
東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
 また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
 プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

下線部が新規事項

【福島第一原子力発電所】
1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
5、6号機 地震発生前より定期検査中

※6月26日午前10時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへの移送を開始。同日午後4時、移送を停止。6月27日午前10時、移送を開始。同日午後4時、移送を停止。

3号機の原子炉圧力容器および原子炉格納容器内への窒素封入量と、原子炉格納容器ガス管理システムからの排気量のバランスをとるため、6月27日午前10時48分、原子炉格納容器への窒素封入量を約8m3/hから0m3/hに変更。なお、原子炉圧力容器への窒素封入量は約16m3/hで継続中。

6月27日午後2時1分、2号機使用済燃料プール代替冷却システムにおいて、異常を示す警報を免震重要棟で確認。午後2時22分、「一次系差流量大」の警報が発生し、運転中の冷却ポンプ(A)が自動停止していることを免震重要棟のウェブカメラで確認。午後2時40分、現場において、当該系統からの漏えいがないことを確認。なお、同システム停止時のプール水温度は22.9℃で、プール水温度上昇率は約0.24℃/hと評価しており、プール水温度管理上に、問題ない。原因について調査した結果、現場にて流量計のデジタルレコーダー設置作業時に、ケーブルを誤って短絡させたために、「一次系差流量大」の誤信号が発生したものと推定。今後、流量計等の健全性確認を実施し、使用済燃料プールの冷却を再開する予定。

【福島第二原子力発電所】
1~4号機 地震により停止中

発電所敷地境界に設置されているモニタリングポスト(計7基:No.1~7)について、6月27日から検査を実施。なお、検査は1基毎に行い、他の6基のモニタリングポストで測定・確認を行う。
 No.1:6月27日午前9時51分~午前10時40分
 No.3:6月27日午後1時31分~午後2時20分
 No.5:6月27日午後3時1分~午後3時40分

以 上

添付資料
過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 434KB)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。

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