プレスリリース 2012年

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

【午後3時30分現在】

平成24年6月23日
東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
 また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
 プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

下線部が新規事項

【福島第一原子力発電所】
 1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
 5、6号機 地震発生前より定期検査中

※6月10日午前8時26分、3号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水の移送を開始。6月23日午前9時50分、移送を停止。

6月23日午前10時5分頃、協力企業作業員が発電所構外での作業中にトラック荷台より降りる際、足を滑らせ落下し左足かかとを負傷したため、5・6号機救急医療室へ搬送。診察の結果、歩行不可能であり左足かかとの骨折の疑いがあるため、業務車にてJヴィレッジへ搬送した後、午後0時11分、救急車にて総合磐城共立病院へ搬送。その後、病院の医師による診察を受けた結果、「左足かかと骨折」、全治3ヶ月を要する見込みと診断。なお、身体に放射性物質の付着はない。

6月23日午前10時15分頃、淡水化装置(逆浸透膜式)2において、水処理するための高圧ポンプグランド水を受けるポリタンクから水が溢れていることを、当社社員が確認。溢れた水は約6.6リットルであり、同装置の堰内にとどまっており、建屋外への流出はない。同日午前10時30分、淡水化装置(逆浸透膜式)2を停止し、当該ポンプを隔離。水たまり付近の雰囲気線量率および水たまりの表面線量率はガンマ線、ベータ線ともに0.1mSv/h未満。その後、漏えいした水をサンプリングした結果、ヨウ素131が検出限界未満(検出限界値:7.0×10-1Bq/cm3)、セシウム134が2.6×100Bq/cm3、セシウム137が3.9×100Bq/cm3、全ベータが9.0×104Bq/cm3であった。

【福島第二原子力発電所】
 1~4号機 地震により停止中

以 上

 

添付資料
過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 453KB)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。

ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします