東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について
【午後3時現在】
平成24年6月21日
東京電力株式会社
平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
※下線部が新規事項
【福島第一原子力発電所】
1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
5、6号機 地震発生前より定期検査中
※6月21日午前10時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへ移送を開始。
※3号機圧力抑制室における放射線モニタの1箇所の指示値において、6月20日午後11時までの値は0.20Sv/hで推移していたが、その後ステップ状に変化しながら徐々に上昇していき、6月21日午前5時時点では、17.59Sv/hまで上昇した。当該モニタは原子炉格納容器雰囲気放射線モニタで、格納容器側2点と圧力抑制室側2点を計測しているものであり、そのうち圧力抑制室側の1点が指示値の上昇を示しており、他の計測点3箇所には変化は見られていない。上昇の傾向から、計装の不具合と考えられるため、6月21日、点検を実施する予定。なお、当該データについては、保安規定関連の監視対象外パラメータである。
※6月21日、2号機原子炉格納容器ガス管理システムのチャコールフィルタ・粒子状フィルタのサンプリングを実施。
【福島第二原子力発電所】
1~4号機 地震により停止中
以 上
- 添付資料
- ・過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 428KB)
- 参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
- ・過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)