プレスリリース 2012年

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

【午後3時現在】

平成24年5月25日
東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
 また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
 プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

下線部が新規事項

【福島第一原子力発電所】
1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
5、6号機 地震発生前より定期検査中

5月23日、2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリングを実施。分析の結果、当該システム入口でキセノン135が検出限界値(9.2×10-2Bq/cm3)未満であり、再臨界判定基準である1Bq/cm3を超えていないことを確認。

※5月24日午後2時59分、4号機原子炉ウェルへ炉内計装配管を用いたヒドラジンの注入を開始。同日午後4時34分、注入を終了。

5月25日午前9時40分、2号機原子炉への注水量の低下が確認されたため、給水系からの注水量を約2.6m3/hから約3.0m3/h、炉心スプレイ系からの注水量を約5.9m3/hから約6.0m3/hに調整。

5月25日午後1時6分、2号機使用済燃料プールへ循環冷却系を用いたヒドラジンの注入を開始。同日午後2時25分、注入を終了。

【福島第二原子力発電所】
1~4号機 地震により停止中

※発電所敷地境界に設置されているモニタリングポスト(計7基:No.1~7)について、5月21日から伝送装置の点検を実施。
No.6:5月21日午後1時31分~午後5時20分
No.1:5月22日午前9時11分~午前11時30分
No.2:5月22日午後1時11分~午後5時10分
No.7:5月23日午前9時11分~午前11時10分
No.3:5月23日午後1時31分~午後4時10分
No.4:5月24日午前9時11分~午前11時30分
No.5:5月24日午後1時31分~午後3時50分

以 上

添付資料
過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 403KB)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。

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