東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について
【午後3時現在】
平成24年5月16日
東京電力株式会社
平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
※下線部が新規事項
【福島第一原子力発電所】
1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
5、6号機 地震発生前より定期検査中
※5月15日午前8時41分、第二セシウム吸着装置において、フィルタの逆洗をするため、当該装置を一時停止。同日午後6時16分に同装置を起動し、定常流量(約40m3/h)に到達。
※5月16日午前10時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへ移送を開始。
※発電所正門に設置してある可搬型モニタリングポストについて、5月16日午後1時30分頃、同日午後1時30分現在のデータが欠測していることを確認。現場にてモニタリングポストを確認したところ、指示値が確認できたことから、免震重要棟とモニタリングポストの間の伝送系に何らかの異常があるものと推定。同日午後3時に監視盤のリセット操作を行い復旧し、午後3時の値から、読み取りを再開した。なお、午後2時現在、午後2時30分現在のデータについては、現場に出向し、線量率測定を行い、欠測前のデータと同等の値(約22μSv/h)であることを確認。
【福島第二原子力発電所】
1~4号機 地震により停止中
※5月16日午後1時3分、新福島変電所の2号ガス変圧器の不具合に伴う設備調査のため、岩井戸線2号を停止。
以 上
- 添付資料
- ・過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 397KB)
- 参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
- ・過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)