東北地方太平洋沖地震による影響などについて
【午後3時現在】
平成24年4月3日
東京電力株式会社
平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
※下線部が新規事項
【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1~3号機 地震により停止中
(4~6号機については地震発生前から定期検査中)
※4月2日、1号機原子炉格納容器ガス管理システムのチャコールフィルタ・粒子状フィルタのサンプリングを実施。
※4月2日午後1時21分、2号機使用済燃料プールへ循環冷却系を用いたヒドラジンの注入を開始。同日午後3時15分ヒドラジンの注入を終了。
※4月2日午前10時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへの移送を開始。同日午後4時移送を停止。4月3日午前9時30分、同移送を開始。
※4月3日、2号機原子炉建屋開口部(ブローアウトパネル)のダストサンプリングを実施。
※3月30日午前9時26分、3号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(プロセス主建屋)へ溜まり水の移送を開始。4月3日午前9時50分、移送を停止。
※4月3日午前10時8分、3号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水の移送を開始。
※4月3日、2号機原子炉格納容器ガス管理システムのチャコールフィルタ・粒子状フィルタのサンプリングを実施。
・福島第二原子力発電所 1~4号機 地震により停止中
※4月3日午後2時9分、4号機残留熱除去系(B)補機系電源ケーブル引換え作業準備のため、4号機残留熱除去系(B)を停止。同日午後2時14分、4号機残留熱除去系(A)を起動。
・柏崎刈羽原子力発電所 1~7号機 定期検査中
【火力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)
【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)
【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)
【電力需給への影響】
3月は安定供給を確保できる見通しです。
日々の需給状況は「でんき予報」でお知らせしてまいります。
以 上
- 添付資料
- ・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 540KB)
- 参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時)
- ・過去の実績(平成23年3月11日~7月31日)(PDF 337KB)