プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午後3時現在】

                             平成23年12月9日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道
筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射
線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま
た、その後の進捗状況については、11月17日にお示ししております。
 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を
抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し
て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

※下線部が新規事項 

【原子力発電所】

・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
 (4〜6号機は定期検査中)

 ※原子炉注水の信頼性向上の一環として、3号機復水貯蔵タンクを利用した1〜
  3号機原子炉注水設備を構築する予定であるが、同タンク内の残水の塩分濃度
  を測定したところ、塩分濃度が高いことが判明したことから、塩分濃度を下げ
  るため同タンクの残水を減らした上で給水することとした。給水に先立ち、12
  月6日午前10時から12月7日午前8時54分まで、同タンクから同号機タービン
  建屋地下への残水の移送を実施。同日午前9時19分頃、同タンク内に水張りを
  開始。その後、同タンクにつながっているホースの接続部より水が漏えいして
  いることを確認したため(約5L)、同日午前9時52分頃、水張りを停止し、
  水の漏えいが停止していることを確認。その後、当該ホースの交換を終了し、
  12月9日午前9時5分、水張りを再開。同日午前9時25分、水張りラインの漏
  えい確認を終了。

 ※使用済燃料共用プール設備に使用している電源盤の交換工事を実施するため、
  12月9日午前9時28分、使用済燃料共用プールの冷却を停止(停止時 使用済
  燃料共用プール水温度:約18.8℃)。同日、電源盤の交換工事完了に伴い、12
  月9日午前11時58分、冷却を再開(再開時 使用済燃料共用プール水温度:約
  19.1℃)。

 ※12月9日、1〜3号機原子炉への注水量について、注水量の減少が確認された
  ため午前10時13分、1〜3号機原子炉への注水量を調整。
  ・1号機:給水系からの注水量を約4.2m3/hから約4.5m3/hに調整。
  ・2号機:炉心スプレイ系からの注水量を約4.2m3/hから約4.5m3/hに調整(給
   水系は約3.0m3/hで継続中)。
  ・3号機:給水系からの注水量を約2.0m3/hから約2.2m3/h、炉心スプレイ系か
   らの注水量を約6.2m3/hから約6.1m3/hに調整。

 ※6号機残留熱除去海水系ポンプ(C)の流量に低下傾向がみられたため、12月
  9日午前10時32分に残留熱除去系(A)による原子炉の冷却を停止した後、残
  留熱除去海水系ポンプ(C)を停止。その後、残留熱除去海水系ポンプ(C)
  を再起動し、当該ポンプが所定の性能にほぼ復帰したことを確認、同日午前11
  時18分に残留熱除去系(A)による原子炉の冷却を再開。本停止に伴い、原子
  炉水温は26.6℃から27.5℃へ一時的に上昇。

・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中

・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中
 (1〜4、7号機は定期検査中)

【火力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【電力需給への影響】
 今冬につきましては、定期検査に入る予定の柏崎刈羽原子力発電所5号機などの
減少要因があるものの、一方で、地震により被災した共同火力の一部運転開始など
の増加要因を織り込んだ結果、5,490万kW(12月末)、5,460万kW(1月末)、5,370
万kW(2月末)の供給力を確保できる見通しとなりました。
 なお、これは、昨年冬期の最大電力である5,150万kWに対して220〜340万kW程度
の供給予備力を確保できることになります。

 今冬は安定供給を確保できる見通しですが、電源の計画外停止や急激な気温の変
化による需要増加の可能性もあることから、お客さまにおかれましては、無理のな
い範囲での節電へのご協力をお願いいたします。
 当社は、引き続き計画停電の「原則不実施」を継続するために、供給力を着実に
確保するとともに、電力設備の確実な運転・保守に努めてまいります。

                                  以 上

添付資料
・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 337KB)

参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時)
・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績
 ファイル】ページをご覧ください。



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