福島第一原子力発電所における淡水化装置(蒸発濃縮装置)からの放射性物質を含む水の漏えい事象に関する指示文書の受領について
平成23年12月5日
東京電力株式会社
当社は、平成23年12月4日に福島第一原子力発電所の淡水化装置(蒸発濃縮装置)
において、放射性物質を含む水の漏えいが確認された事象について、本日、経済産
業省原子力安全・保安院より、「福島第一原子力発電所における蒸発濃縮装置から
の放射性物質を含む水の漏えいを踏まえた対応について(指示)」の指示文書*を
受領いたしました。
当社といたしましては、この指示に基づき、今後、速やかに対応し、同院へ報告
してまいります。
以 上
* 指示文書
「福島第一原子力発電所における蒸発濃縮装置からの放射性物質を含む水の漏
えいを踏まえた対応について(指示)」
(平成23・12・05原院第1号)
原子力安全・保安院(以下「当院」という。)は、平成23年12月4日に、貴社
から、福島第一原子力発電所の蒸発濃縮装置から放射性物質を含む水が漏えいし
ていることを確認した旨の報告を受けました。
今回、放射性物質を含む水が屋外に漏えいしたことに鑑み、下記の措置を講じ
るとともに、その結果については対応を行ったものから速やかに当院に報告する
ことを求めます。
記
1.今回の漏えいが発生した原因を究明し、再発防止対策を講ずること。
2.今回の漏えいでは、蒸発濃縮装置からの漏えいの拡大を防止するための堰か
らも漏えいが確認されたことから、他の堰について直ちにその健全性を確認
し、必要に応じ補修等を行うとともに、巡視点検の強化、漏えい検出器の設
置等の堰からの漏えい防止について、今後の対策計画を策定し、実施するこ
と。
3.今回の漏えいについて、海への放出の有無も含め、漏えい範囲及び漏えい量
を確認し、放射性物質による周辺環境に対する影響を評価すること。
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