プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午後3時現在】

                             平成23年10月27日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道
筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射
線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま
た、その後の進捗状況については、10月17日にお示ししております。
 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を
抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し
て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

※下線部が新規事項

【原子力発電所】

・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
  (4〜6号機は定期検査中)

 ※10月27日午前9時55分、注水量の制御性向上のため、2号機原子炉注水ライン
  の流量調整弁追設に伴い、1・2号機の原子炉注水ラインを常用注水ラインか
  ら非常用注水ラインへ切替。同日午後2時35分、追設作業が終了したため、
  1・2号機の原子炉注水ラインを非常用注水ラインから常用注水ラインへ切替
  を実施。切替後の流量安定を確認。

 ※10月27日午前10時、6号機タービン建屋から仮設タンクへ移設した溜まり水に
  ついて、仮設タンクからメガフロートへの移送を開始。

 ※10月27日午前10時30分、2号機原子炉建屋原子炉格納容器ガス管理システム
  の設置工事の一環として、系統漏えい試験を実施し、系統へのインリーク量に
  問題がないことを確認。また、仮運転試験を実施。同日午後2時30分、電気
  ヒーター、排気ファンの運転状態に問題がないことを確認。


 ※10月27日午後1時30分、3号機使用済燃料プールへ循環冷却系を用いたヒドラ
  ジンの注入を開始。同日午後3時8分、ヒドラジンの注入を終了。
 
・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中

・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中
 (1〜4、7号機は定期検査中)

【火力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【電力需給への影響】
 今夏は、お客さまによる節電へのご理解とご協力により、電力需給の安定を確保
することができました。改めて心から感謝申し上げます。

 当社といたしましては、今後も電力需給の安定を確保するために供給力の確保に
全力を尽くしてまいる所存ですが、お客さまにおかれましては、引き続き、無理の
ない範囲での節電をお願いいたします。

                                  以 上

添付資料
・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 239KB)

参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時)
・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績
 ファイル】ページをご覧ください。




	

	



			
			
		

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