東北地方太平洋沖地震による影響などについて
【午後3時現在】
平成23年10月26日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震 により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、 立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道 筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射 線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま た、その後の進捗状況については、10月17日にお示ししております。 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を 抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。 ※下線部が新規事項 【原子力発電所】 ・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中 (4〜6号機は定期検査中) ※10月25日午後5時31分、1号機タービン建屋地下の溜まり水について、2号機 タービン建屋地下への移送を開始。10月26日午後2時1分、移送を停止。 ※10月26日午後1時17分、1号機原子炉建屋において原子炉格納容器ガス管理シ ステム設置工事の一環として、原子炉停止時冷却系配管内の水素濃度が0.1% 以下であることを確認した上で、当該配管の切断を開始。 ※10月26日午後1時5分、2号機原子炉建屋において原子炉格納容器ガス管理シ ステムの設置工事の一環として、10月20日に配管接続した際に、6.5%の水素 が蓄積されていることを確認したため、当該系統の窒素パージを開始。同日午 後1時42分、水素濃度が0%であることを確認したため、窒素パージを終了。 ※10月26日午前9時47分、1〜3号機の原子炉への注水について電源強化工事に よる設備停止に伴い、常用注水ラインから非常用注水ラインへの切替を実施。 本切替に合わせ、1号機原子炉への注水について、給水系からの注水量を約 3.8m3/hに調整。2号機の原子炉への注水について、給水系からの注水量を約 3.0m3/h、炉心スプレイ系からの注水量を約7.0m3/hに調整。3号機原子炉への 注水について、給水系からの注水量を約3.0m3/h、炉心スプレイ系からの注水 量を約8.0m3/hに調整。 ※10月26日午前10時、6号タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへ の移送を開始。 ※10月26日、3号機の原子炉注水ラインにおいて、注水量の制御性向上のため流 量調整弁の取替を実施。 ・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中 ・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中 (1〜4、7号機は定期検査中) 【火力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【水力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【流通設備等への影響】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【電力需給への影響】 今夏は、お客さまによる節電へのご理解とご協力により、電力需給の安定を確保 することができました。改めて心から感謝申し上げます。 当社といたしましては、今後も電力需給の安定を確保するために供給力の確保に 全力を尽くしてまいる所存ですが、お客さまにおかれましては、引き続き、無理の ない範囲での節電をお願いいたします。 以 上 添付資料 ・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 244KB) 参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時) ・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB) ※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績 ファイル】ページをご覧ください。