東北地方太平洋沖地震による影響などについて
【午前9時現在】
平成23年10月25日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震 により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、 立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道 筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射 線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま た、その後の進捗状況については、10月17日にお示ししております。 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を 抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。 ※下線部が新規事項 【原子力発電所】 ・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中 (4〜6号機は定期検査中) ※10月23日午後2時頃、当社社員が野鳥の森にある主変圧器用油を貯蔵する仮設 タンク付近において、防油堤の外に油らしきものが溜まっていることを確認。 10月24日午後2時頃、現場において同タンク防油提内に溜まった水の中に油膜 があること、防油提内の水があふれ出た跡に油が溜まっていることを確認。こ れらのことから、23日に確認された油は防油提内への雨水の流入によって防油 提内の油が提外に流れ出たものと推定。現在、防油提内に溜まった水の核種分 析、油膜の分析を含め詳細について調査中。 ※10月24日午前11時30分頃、水処理設備の淡水化装置(逆浸透膜型)2の構成機 器である原水ポンプ(2−1スキッド用)の軸封部より水漏れ(約20L)を確 認したため、同装置を停止。その後、水漏れの停止を確認。同日午後2時30分、 同ポンプを使用している系列を除外して、その他の淡水化装置を起動し、午後 4時20分、定常流量(約50m3/h)に到達。 ・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中 ・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中 (1〜4、7号機は定期検査中) 【火力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【水力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【流通設備等への影響】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【電力需給への影響】 今夏は、お客さまによる節電へのご理解とご協力により、電力需給の安定を確保 することができました。改めて心から感謝申し上げます。 当社といたしましては、今後も電力需給の安定を確保するために供給力の確保に 全力を尽くしてまいる所存ですが、お客さまにおかれましては、引き続き、無理の ない範囲での節電をお願いいたします。 以 上 添付資料 ・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 233KB) 参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時) ・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB) ※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績 ファイル】ページをご覧ください。