東北地方太平洋沖地震による影響などについて
【午後3時現在】
平成23年10月24日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震 により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、 立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道 筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射 線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま た、その後の進捗状況については、10月17日にお示ししております。 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を 抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。 ※下線部が新規事項 【原子力発電所】 ・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中 (4〜6号機は定期検査中) ※10月23日午後2時頃、当社社員が野鳥の森にある主変圧器用油を貯蔵する仮設 タンク付近において、防油堤の外に油らしきものが溜まっていることを確認。 現在、詳細について確認中。 ※10月22日午前10時35分、1号機タービン建屋地下から2号機タービン建屋地下 への溜まり水の移送を開始。10月24日午前9時7分、移送を停止。 ※10月24日午前9時18分、2号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(プ ロセス主建屋)への溜まり水の移送について、ポンプ切り替えのため、移送を 一旦停止。ポンプ切り替え後、同日午前9時34分、移送を再開。 ※10月24日午前10時、6号機タービン建屋から仮設タンクへ移送した溜まり水に ついて、仮設タンクからメガフロートへの移送を再開。同日午前11時30分、移 送を停止。 ※10月24日午前11時30分頃、水処理設備の淡水化装置(逆浸透膜型)2の構成機 器である原水ポンプ(2−1スキッド用)の軸封部より水漏れ(約20L)を確 認したため、同装置を停止。その後、水漏れの停止を確認。 ・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中 ※10月17日午後2時50分頃、4号機原子炉格納容器内で清掃作業をしていた協力 企業作業員1名が、計画線量0.9ミリシーベルトであったところ、計画線量を 超える1.58ミリシーベルトの被ばくを確認。その後、調査の結果、放射線管理 員が作業に際し、事前測定で確認されていた高い放射線量率の箇所を見落とし ており、当該箇所への接近を考慮せずに作業時間を設定していたこと。また、 当該作業員はフードマスクを着用し、掃除機による作業を行っていたことから、 携帯していた警報付き個人線量計の鳴動音に気づかないまま作業を継続してい たことが原因であると推定。 ・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中 (1〜4、7号機は定期検査中) 【火力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【水力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【流通設備等への影響】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【電力需給への影響】 今夏は、お客さまによる節電へのご理解とご協力により、電力需給の安定を確保 することができました。改めて心から感謝申し上げます。 当社といたしましては、今後も電力需給の安定を確保するために供給力の確保に 全力を尽くしてまいる所存ですが、お客さまにおかれましては、引き続き、無理の ない範囲での節電をお願いいたします。 以 上 添付資料 ・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 232KB) 参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時) ・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB) ※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績 ファイル】ページをご覧ください。