プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午後4時現在】

                             平成23年9月29日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道
筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射
線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま
た、その後の進捗状況については、9月20日にお示ししております。
 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を
抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し
て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

※下線部が新規事項

【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
 (4〜6号機は定期検査中)

※9月28日、1〜4号機取水路開渠南側透過防止工において、鋼管矢板の打設等に
 より、当該箇所の汚染水の流出防止・拡散抑制強化対策が完了。9月29日午前10時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへ
 の移送を再開。同日午後4時、移送を停止。9月29日午前10時20分頃、淡水化装置(逆浸透膜型)(2)の濃縮水側移送ホースの
 接続フランジ部分より水漏れを確認したため、午前10時45分、同装置を停止後、
 水漏れの停止を確認。同日午前11時40分、2系統ある処理ラインのうち、水漏れ
 があった系統とは別の系統を使用し、同装置を再起動。9月29日午前10時30分頃、水処理設備にて、濃縮廃液の移送作業を行っていたと
 ころ、ホースに残っていた水が、協力企業の作業員1名の全面マスクに掛かる事
 象が発生。当該作業員の口元に汚染が確認されたため、ホールボディカウンタに
 よる測定を行った結果、放射性物質の内部取り込み無しと評価。

・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中

・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中
 (1〜4、7号機は定期検査中)

【火力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【電力需給への影響】
 今夏は、お客さまによる節電へのご理解とご協力により、電力需給の安定を確保
することができました。改めて心から感謝申し上げます。

 当社といたしましては、今後も電力需給の安定を確保するために供給力の確保に
全力を尽くしてまいる所存ですが、お客さまにおかれましては、引き続き、無理の
ない範囲での節電をお願いいたします。

                                  以 上

添付資料
・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 202KB)

参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時)
・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績
 ファイル】ページをご覧ください。



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