プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午前9時現在】

                             平成23年9月27日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道
筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射
線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま
た、その後の進捗状況については、9月20日にお示ししております。
 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を
抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し
て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

※下線部が新規事項

【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
 (4〜6号機は定期検査中)

※9月26日午前10時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへ
 の移送を再開。同日午後4時、移送を終了。

※9月26日午前11時5分頃、協力企業作業員1名が発電所敷地内(屋外)にて鋼材
 に左手第四指を挟み負傷。当該作業員は敷地外の事務所に一旦戻ったが、5,6
 号機救急医療室(敷地内)へ向かう際、サージカルマスクを着用して移動したた
 め、内部取り込みの可能性があることから、ホールボディカウンタによる測定の
 結果、放射性物質の内部取り込み無しと評価。なお、サージカルマスクおよび身
 体表面の汚染はなし。

※9月26日午後3時5分、2号機原子炉への注水について、炉心スプレイ系からの
 注水量を約6.0m3/hに調整(給水系からの注水量は約4.0m3/hで継続中)。9月26日午後6時17分、セシウム吸着装置のセシウム除去用スキッド内のポンプ
 の1台(H2−2)が停止。セシウム吸着装置の処理量が約20m3/hから約16m3/h
 へ低下。

・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中

※1、2号機の残留熱除去系(B)への電源供給ケーブル(仮設)の移設工事に伴
 い、9月26日午前6時25分に1号機残留熱除去系(B)を停止。同日午後4時15
 分に残留熱除去系(B)を再起動。

・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中
 (1〜4、7号機は定期検査中)

【火力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【電力需給への影響】
 今夏は、お客さまによる節電へのご理解とご協力により、電力需給の安定を確保
することができました。改めて心から感謝申し上げます。

 当社といたしましては、今後も電力需給の安定を確保するために供給力の確保に
全力を尽くしてまいる所存ですが、お客さまにおかれましては、引き続き、無理の
ない範囲での節電をお願いいたします。

                                  以 上

添付資料
・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 197KB)

参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時)
・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績
 ファイル】ページをご覧ください。



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