東北地方太平洋沖地震による影響などについて
【午前9時現在】
平成23年9月15日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震 により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、 立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道 筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射 線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま た、その後の進捗状況については、8月17日にお示ししております。 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を 抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。 ※下線部が新規事項 【原子力発電所】 ・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中 (4〜6号機は定期検査中) ※9月14日午後0時40分頃、水処理設備の保全作業を行っていた協力企業作業員6 名が作業現場から免震重要棟に戻った際、全面マスクの汚染検査を行ったところ、 6名のうち4名のフィルタ内面が汚染していることを確認。その後、ホールボデ ィカウンタによる測定の結果、6名全員において放射性物質の内部取り込み無し と評価。 ※9月14日午後4時頃、1〜4号機電源設備(屋外)パトロールを行っていた当社 社員1名が免震重要棟から福島第二原子力発電所ビジターズホールに戻った際、 汚染検査を行ったところ、顎および頚部に汚染があったことから除染を実施。そ の後、ホールボディカウンタによる測定の結果、放射性物質の内部取り込み無し と評価。 ※9月13日午前3時58分、水処理設備の保全工事のため、セシウム吸着装置および 除染装置を停止。9月14日午後6時16分に同装置を起動し、午後7時20分、定常 流量に到達。 ※9月15日午前8時18分頃、協力企業作業員が福島第一原子力発電所構内へ入構後、 全面マスクにチャコールフィルタを装着していないことを確認。今後、当該作業 員に対し、ホールボディカウンタにより内部取り込みの有無を確認予定。 ・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中 ・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中 (1〜4、7号機は定期検査中) 【火力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【水力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【流通設備等への影響】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【電力需給への影響】 今夏は、お客さまによる節電へのご理解とご協力により、電力需給の安定を確保 することができました。改めて心から感謝申し上げます。 当社といたしましては、今後も電力需給の安定を確保するために供給力の確保に 全力を尽くしてまいる所存ですが、お客さまにおかれましては、引き続き、無理の ない範囲での節電をお願いいたします。 以 上 添付資料 ・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 184KB) 参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時) ・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB) ※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績 ファイル】ページをご覧ください。