プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午後3時現在】

                             平成23年9月8日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道
筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射
線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま
た、その後の進捗状況については、8月17日にお示ししております。
 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を
抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し
て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

※下線部が新規事項

【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
 (4〜6号機は定期検査中)

※9月8日午前8時、水処理設備の第二セシウム吸着装置が停止。その後、誤操作
 による停止と判明したため、同日午後0時9分に同装置を再起動し、午後0時12
 分に定常流量に到達。9月8日午前9時11分、3号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固
 体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水の移送を停止し、午前9
 時30分、集中廃棄物処理施設(プロセス主建屋)へ溜まり水の移送を開始。9月8日午前9時55分〜午後0時39分、6号機残留熱除去海水系(A系)のポンプ
 の試運転に伴う準備作業のため、残留熱除去海水系(B系)を停止し、原子炉およ
 び使用済燃料プールの冷却が一時停止。

・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中

・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中
 (1〜4、7号機は定期検査中)

【火力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【今夏の需給見通しと対策について】
 9月の需給の見通しとして、供給力は最大で5,560万kW、想定最大電力は、4,606
万kWと見込んでおります。

 皆さまには大変なご不便とご迷惑をおかけいたしますが、引き続き無理のない範
囲での節電へのご理解・ご協力をお願いいたします。

                                  以 上

添付資料
・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 178KB)

参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時)
・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績
 ファイル】ページをご覧ください。




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