東北地方太平洋沖地震による影響などについて
【午前9時現在】
平成23年8月23日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震 により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、 立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道 筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射 線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま た、その後の進捗状況については、8月17日にお示ししております。 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を 抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心し て生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。 ※前回のお知らせ(8月22日午後3時現在)からの新規事項はありません。 【原子力発電所】 ・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中 (4〜6号機は定期検査中) ・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中 ・柏崎刈羽原子力発電所 5、6号機は通常運転中 (1〜4、7号機は定期検査中) ※[8月23日午後6時訂正] 当初掲載時、下線部に誤りがございました。 お詫びして訂正させていただきます。 【火力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【水力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【流通設備等への影響】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【今夏の需給見通しと対策について】 今夏の供給力につきましては、広野火力発電所の復旧工程の前倒しや、自家発余 剰の購入増などを織り込み、また、これまで予定しておりました60Hz地域からの電 力融通については、現状では見通しが厳しいことから計上を見送り、全体で、5,580 万kW(8月末)となります。 また、今回の震災や豪雨により甚大な被害を受けた東北地方の電力需給バランス の緩和に向け、当社の需給両面の対策を徹底することにより、東北電力株式会社に、 最大限の電力融通を行いたいと考えております。 今夏の想定最大電力につきましては、5,500万kWと見込んでおり、「夏期の電力 需給対策について」に示された需要面の対策へのご協力や、震災による生産減少か らの回復を勘案し、昨年並みの最大電力より500万kW低い水準を見込んでおります。 しかしながら、経年火力の連続稼動等による計画外停止や、異常な猛暑による需 要の急増などの発生により、需給の安定確保に支障をきたす可能性があることから、 今後も計画停電の「原則不実施」を継続していくため、供給力を着実に確保すると ともに、電力設備の確実な運転・保守に努めてまいります。 皆さまには大変なご不便とご迷惑をおかけいたしますが、引き続き節電へのご理 解・ご協力をお願いいたします。 以 上 添付資料 ・過去の実績(平成23年8月1日以降)(PDF 154KB) 参考資料(最終更新日時:平成23年8月19日午前9時) ・過去の実績(平成23年3月11日〜7月31日)(PDF 337KB) ※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績 ファイル】ページをご覧ください。