東北電力株式会社への電力融通実施について
平成23年8月10日
東京電力株式会社
当社は、震災により甚大な被害を受けた東北地方の電力需給バランスの緩和に向
け電力融通を実施することとしており、8月4日以降、これまでも東北電力株式会
社(以下「東北電力」)からの要請に基づき電力融通を行っております。
当社は、引き続き、東北電力に対して、8月8日の6時から同月11日の22時まで
の間で30万kWの電力融通を行うこととしておりますが、昨日、東北電力から電力系
統利用協議会を通じて応援融通(全国融通)の要請があったことを受け、本日の当
社サービスエリア内の需給状況を踏まえ、本日の8時から22時までの間で、さらに
最大140万kWの応援融通(全国融通)を行うことといたしました。
なお、これにより本日の上記時間帯で、東北電力に対して最大170万kWの電力融
通を行うこととなりますが、当社といたしましては、適正な予備力を確保できる見
通しであり、当社サービスエリア内における電力の安定供給に問題はありません。
以 上
<参考>応援融通(全国融通)
当日の実運用における電源事故や需要急増による需給ギャップ発生への対応とし
て、全国的な需給安定確保のため、一般電気事業者間で緊急避難的に融通し合う電
力融通。
融通の送受電にあたっては、電力系統利用協議会(ESCJ)が斡旋手続きを実施する
(電力の応援を必要とする一般電気事業者は、ESCJに申し出。ESCJから他の一般電
気事業者に応援可否を連絡。応援可能な一般電気事業者がESCJに申し出を行うこと
で電力の受給を決定する)。
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