東北電力株式会社への電力融通実施について

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成23年８月８日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京電力株式会社

　当社は、震災により甚大な被害を受けた東北地方の電力需給バランスの緩和に向
け、最大140万kWの電力融通を実施することとしており、８月４日以降、これまで
も東北電力株式会社（以下「東北電力」）からの要請に基づき電力融通を行ってお
ります。

　当社は、本日、東北電力に対して、10時から17時15分までの間で最大80万kWの電
力融通を行うこととしておりましたが、東北電力から、電力系統利用協議会を通じ
て応援融通（全国融通）のさらなる追加要請があったことを受け、当社サービスエ
リア内の需給状況を踏まえ、13時30分から18時までの間で、追加で30万kWの応援融
通（全国融通）を行うことといたしました。

　なお、これにより本日の上記時間帯で、東北電力に対して合計で最大110万kWの
電力融通を行うこととなりますが、当社といたしましては、適正な予備力を確保で
きる見通しであり、当社サービスエリア内における電力の安定供給に問題はありま
せん。



＜参考＞応援融通（全国融通）

　当日の実運用における電源事故や需要急増による需給ギャップ発生への対応とし
て、全国的な需給安定確保のため、一般電気事業者間で緊急避難的に融通し合う電
力融通。
　融通の送受電にあたっては、電力系統利用協議会(ESCJ)が斡旋手続きを実施する
（電力の応援を必要とする一般電気事業者は、ESCJに申し出。ESCJから他の一般電
気事業者に応援可否を連絡。応援可能な一般電気事業者がESCJに申し出を行うこと
で電力の受給を決定する）。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上

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