東北地方太平洋沖地震による影響などについて
【午前9時現在】
平成23年6月7日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震 により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、 立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 また、福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当 面の道筋を取りまとめ、5月17日に進捗状況についてお示ししております。原子炉 および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を抑制する ことで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活い ただけるよう全力で取り組んでまいります。 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。 ※下線部が新規事項 【原子力発電所】 ・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中 (4〜6号機は定期検査中) ※6月6日午後3時56分、コンクリートポンプ車による4号機使用済燃料プールへ の放水を開始(同日午後4時15分〜午後5時45分、ヒドラジンをあわせて注入)。 同日午後6時35分、終了。 ※6月6日、展望台周辺他において、作業員が飛散防止剤の散布を約8,750m2の範 囲で実施。 ※6月6日午後7時10分頃、集中廃棄物処理施設焼却工作建屋において、協力企業 作業員1名が足を滑らせて左胸部を接触し、左肋骨を負傷。発電所医務室での医 師の診察および手当てを実施後、午後8時10分頃にJヴィレッジに向けて搬送。 午後9時22分頃に救急車にて総合磐城共立病院へ搬送。身体への汚染無し。 ・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中 ・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中 (2〜4号機は定期検査中) 【火力発電所】 ・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中 【水力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【流通設備等への影響】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【今夏の需給見通しと対策について】 東北地方太平洋沖地震により、多くの発電所が停止した事態に対処するため、 これまで供給力の確保に全力で取り組んでまいりましたが、このたび、追加供給 力の確保の見通しが立ったことから今夏の供給力を上方修正いたしました。 またこの夏の計画停電の「原則不実施」を継続するためには、供給力のさらな る確保に加え、引き続き、広くお客さまの節電へのご理解・ご協力が不可欠であ ることから、政府の電力需給緊急対策本部より示されました「夏期の電力需給対 策について」の内容を踏まえ、当社としての具体的な取り組み内容を取りまとめ ております。 (お知らせ済) なお、経年火力の連続稼働等による計画外停止や、異常な猛暑による需要の急 増などが発生した場合には、需給の安定確保に支障をきたす可能性があることか ら、今後も計画停電の「原則不実施」を継続していくため、これまで検討してき た追加供給力対策を着実に実施するとともに、引き続き供給力の確保に努めてま いります。 以 上 添付資料 ・過去の実績(PDF 269KB) ※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績 ファイル】ページをご覧ください。