プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午前9時現在】

                             平成23年5月28日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 また、福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当
面の道筋を取りまとめ、5月17日に進捗状況についてお示ししております。原子炉
および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を抑制する
ことで、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活い
ただけるよう全力で取り組んでまいります。

 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
 ※下線部が新規事項 

【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
(4〜6号機は定期検査中)

※2号機の原子炉への注水を給水系配管から行う工事の準備のため、5月26日午後
 2時45分よりタービン建屋の復水器からの水抜きを開始。5月27日午後2時30分、 
 終了。5月27日午後8時42分、3号機の原子炉への注水について、消火系配管からの注 
 水量を約2m/hから約1m/hに変更。5月27日午後5時5分、コンクリートポンプ車により4号機使用済燃料プールへ 
 の放水を開始(同日午後5時24分〜午後6時53分、ヒドラジンをあわせて注入)。 
 同日午後8時終了。 

※5月27日午前9時、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへ
 の移送を再開。同日午後7時、移送ポンプ停止。5月27日、屈折放水塔車(高所放水車)を用いて、1号機タービン建屋屋根・外 
 壁に対して、放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤の散布を約6,600mの範囲で 
 実施。 
 5月27日、不燃物処理施設周辺他において、作業員が飛散防止剤の散布を約8,7 
 50mの範囲で実施。 

・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中

・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中
(2〜4号機は定期検査中)

【火力発電所】
・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【今夏の需給見通しと対策について】
 東北地方太平洋沖地震により、多くの発電所が停止した事態に対処するため、こ
 れまで供給力の確保に全力で取り組んでまいりましたが、このたび、追加供給力
 の確保の見通しが立ったことから今夏の供給力を上方修正いたしました。
 またこの夏の計画停電の「原則不実施」を継続するためには、供給力のさらなる
 確保に加え、引き続き、広くお客さまの節電へのご理解・ご協力が不可欠である
 ことから、政府の電力需給緊急対策本部より示されました「夏期の電力需給対策
 について」の内容を踏まえ、当社としての具体的な取り組み内容を取りまとめて
 おります。
                              (お知らせ済)
 なお、経年火力の連続稼働等による計画外停止や、異常な猛暑による需要の急増
などが発生した場合には、需給の安定確保に支障をきたす可能性があることから、
今後も計画停電の「原則不実施」を継続していくため、これまで検討してきた追加
供給力対策を着実に実施するとともに、引き続き供給力の確保に努めてまいります。

                                  以 上

添付資料
・過去の実績(PDF 251KB) 

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績 
 ファイル】ページをご覧ください。
 
 



	

	



			
			
		

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