プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午後3時現在】

                             平成23年4月26日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 また、福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当
面の道筋を取りまとめました。原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を
確立し、放射性物質の放出を抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現
および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう全力で取り組んでまいります。

 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
 ※下線部が新規事項 
 
【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
 (4〜6号機は定期検査中)

※4月26日、3号機使用済燃料プールの水位を確認するためにコンクリートポンプ 
 車による放水を実施(2分間程度)した後、同日午後0時25分、燃料プール冷却 
 材浄化系を用いた注水実施。午後2時2分終了。将来的な電力供給容量増大、絶縁の強化等に向け、3、4号機用外部電源を 
 6,600ボルトから66,000ボルトに昇圧する工事の実施に伴い、4月26日、3、4 
 号機の電源を、一時的に従来の「大熊線」から「東電原子力線」に切り替えるた 
 めの準備作業中。4月26日午後1時30分頃より、無人クローラーダンプにより、1〜4号機海側に、 
 地面の放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤を本格的に散布。4月26日午前11時35分〜午後1時24分、遠隔操作ロボットによる1号機原子炉建 
 屋内の現場確認を実施し、前回の調査から原子炉建屋内の放射線量に大きな変化 
 がないこと、ならびに原子炉格納容器から有意な水漏れがないことを確認。 
 
・福島第二原子力発電所 1〜4号機 地震により停止中

・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中
 (2〜4号機は定期検査中)

【火力発電所】
・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中
・常陸那珂火力発電所 1号機 地震により停止中

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【計画停電の原則不実施と節電のお願いについて】
 東北地方太平洋沖地震により原子力発電所、火力発電所の多くが被害を受け停止
したことから、現在、供給力の復旧・確保に全力で取り組んでおりますが、お客さ
ま各位の節電へのご関心、ご協力が広範囲にわたって浸透してきた結果、需給バラ
ンスは著しく改善を見せております。
 こうした状況を踏まえた当面の需給見通しに基づき、基調として需給バランスが
維持されることから、当社は、計画停電を「原則不実施」とすることといたしまし
た。
 なお、突発的な気象の変化等により電力需要が急増する可能性、あるいは、復旧
する発電所をはじめとした設備トラブルの発生も考えられることから、お客さまに
おかれましては、引き続き節電への取組みを継続していただきますよう、お願いい
たします。万が一、需給逼迫が予想される場合には、予めお知らせした上で、やむ
を得ず計画停電を実施することもあり得ますので、何卒ご理解、ご協力のほどよろ
しくお願いいたします。
 また、当社といたしましては、計画停電の「原則不実施」を、夏期においても継
続することを目指してまいります。

                                  以 上

添付資料
・過去の実績(PDF 212KB) 
 
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績 
 ファイル】ページをご覧ください。

 
 
 

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