プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午前9時現在】

                             平成23年4月16日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。

 当社設備への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。
 ※下線部が新規事項 
 
【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
 (4〜6号機は定期検査中)

※4月15日午後5時、1〜3号機原子炉注水用電源を高台へ移設完了。 
 
※4月15日午後2時30分から、4号機使用済燃料プールに対し、コンクリートポン
 プ車による放水を開始。同日午後6時29分終了。 
 
※3月20日、21日、23〜4月14日に採取した発電所敷地内の空気中から放射性物質
 を検出。よう素-131、セシウム-134、セシウム-137の3核種については確定値と
 してお知らせし、その他の核種については、4月1日の原子力安全・保安院によ
 る厳重注意を受けて策定した再発防止に係る方針に基づき、今後再評価を実施。

※3月21日、23〜4月14日、発電所放水口付近の海水から放射性物質を検出。よう
 素-131、セシウム-134、セシウム-137の3核種については確定値としてお知らせ
 し、その他の核種については、4月1日の原子力安全・保安院による厳重注意を
 受けて策定した再発防止に係る方針に基づき、今後再評価を実施。

※4月5日午後3時より、発電所南側の専用港内からの汚染水の流出を防ぐため、
 防波堤周辺で大型土のうの積み込みによる止水工事を開始。4月15日より、1〜 
 4号機スクリーン室前面でゼオライト入り土のうの投入を開始。 
 また、専用港内から放射性物質を含む水の流出を防ぐため、4月11日10時45分、
 発電所南側の防波堤付近に約120メートルのシルトフェンス(二重)を設置。4
 月12、13、15日に、2号機スクリーン前面に鉄板(計7枚)を設置。4月13日午
 後1時50分、3、4号機スクリーン前面にシルトフェンス(二重)を設置。4月
 14日午後0時20分、1、2号機スクリーン前面および取水口前にシルトフェンス
 を設置。

※4月4日午後7時3分より、集中廃棄物処理施設内に留まっていた低レベル滞留
 水について、放水口の南側の海洋への放出を実施。その後、4月10日午後5時40 
 分に放出を終了。放水量は約9,070トン。また、同日午後9時に、5号機および
 6号機のサブドレンピットに留まっていた低レベルの地下水についても、5、6
 号機放水口より海洋への放出を開始。その後、4月9日午後6時52分に放出を終
 了。放水量は約1,323トン。
 放出された全放射能量は約1.5×1011ベクレル。この低レベル滞留水等の海洋放 
 出にともなう影響として、近隣の魚類や海藻などを毎日食べ続けると評価した場 
 合、成人の実効線量は、年間約0.6ミリシーベルトと評価。これは、一般公衆が 
 自然界から受ける年間線量(2.4ミリシーベルト)の4分の1であり、海洋放出 
 前の評価結果と同程度。 
 
・福島第二原子力発電所 1〜4 号機 地震により停止中

・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中
 (2〜4号機は定期検査中)


【火力発電所】
・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中
・常陸那珂火力発電所 1号機 地震により停止中
・鹿島火力発電所 6号機 地震により停止中

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【計画停電の原則不実施と節電のお願いについて】
 東北地方太平洋沖地震により原子力発電所、火力発電所の多くが被害を受け停止
したことから、現在、供給力の復旧・確保に全力で取り組んでおりますが、お客さ
ま各位の節電へのご関心、ご協力が広範囲にわたって浸透してきた結果、需給バラ
ンスは著しく改善を見せております。
 こうした状況を踏まえた当面の需給見通しに基づき、基調として需給バランスが
維持されることから、当社は、計画停電を「原則不実施」とすることといたしまし
た。
 なお、突発的な気象の変化等により電力需要が急増する可能性、あるいは、復旧
する発電所をはじめとした設備トラブルの発生も考えられることから、お客さまに
おかれましては、引き続き節電への取組みを継続していただきますよう、お願いい
たします。万が一、需給逼迫が予想される場合には、予めお知らせした上で、やむ
を得ず計画停電を実施することもあり得ますので、何卒ご理解、ご協力のほどよろ
しくお願いいたします。
 また、当社といたしましては、計画停電の「原則不実施」を、夏期においても継
続することを目指してまいります。
                                  以 上

添付資料
・過去の実績(PDF 251KB) 
 
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績 
 ファイル】ページをご覧ください。

 



	

	



			
			
		

ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします