東北地方太平洋沖地震による影響などについて
【午前10時現在】
平成23年4月3日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震 により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、 立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 当社設備への主な影響を以下の通りお知らせいたします。 ※下線部が新規事項 【原子力発電所】 ・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中 (4〜6号機は定期検査中) ※福島第一原子力発電所の半径20km圏内の住民の方の避難指示および、半径20 km以上、半径30km圏内の住民の方は屋内退避指示有り。 ※3月22日までに1〜6号機の外部電源を復旧。 ※1号機 ・3月12日午後3時36分頃、直下型の大きな揺れが発生し、1号機付近で大きな 音があり、白煙が発生。 ・同日午後8時20分に海水の注水を開始し、その後、中性子を吸収するホウ酸の 注入も実施。 ・3月23日午前2時30分頃、給水系から原子炉への海水注入を開始。その後、3 月25日午後3時37分より淡水注入を開始(海水からの切り替えを実施)。3月 29日午前8時32分、消防ポンプから仮設電動ポンプによる淡水注入に切り替え を実施。 ・3月24日午前10時50分頃、原子炉建屋屋根部から白いもや状の湯気がでている ことを確認。 ・3月24日午前11時30分頃、中央制御室の照明が点灯。 ・3月24日午後5時頃からタービン建屋地下から復水器への排水を開始し、3月 29日午前7時30分頃、復水器が満水に近いことを確認したため排水を停止。復 水器に溜まった水を復水貯蔵タンクへ移送するため、3月31日午後0時頃より 4月2日午後3時26分まで、同タンクからサプレッションプール水サージタン クへ水を移送。 ・3月31日午後1時3分より、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午 後4時4分終了。 ・使用済燃料プールへのコンクリートポンプ車での放水位置を確認するため、4 月2日午後5時16分より同19分まで放水を実施。 ※2号機 ・3月14日、原子炉隔離時冷却系が停止したことから、午後1時25分に、原子力 災害対策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象(原子炉冷却機能喪 失)が発生したと判断。 その後、同日午後5時17分に原子炉水位が燃料頂部まで到達したが、弁の操作 を行うことにより海水の注入を再開。 ・3月15日午前6時14分頃、2号機の圧力抑制室付近で異音が発生するとともに、 同室内の圧力が低下したことから、同室で何らかの異常が発生した可能性があ ると判断。原子炉への海水の注入を全力で取り組むが同作業に関わりのない協 力企業作業員および当社社員を一時的に安全な場所へ移動開始。 引き続き原子炉への海水注入を実施。 ・3月18日、外部送電線から予備電源変電設備までの受電を完了。また、当該設 備から建屋側へのケーブルの敷設を完了後、3月20日午後3時46分、負荷側の 電源盤での受電を開始。 ・3月20日午後3時5分頃から午後5時20分頃に、約40トンの海水を使用済燃料 プールへ注水(当社実施)。 ・3月21日午後6時20分頃、原子炉建屋屋根部から白いもや状の煙が出ているこ とを確認。3月22日午前7時11分の時点で、ほとんど見えない状態まで減少。 ・3月22日午後4時頃から午後5時頃までに、約18トンの海水を使用済燃料プー ルへ注水(当社実施)。 ・3月26日午前10時10分より淡水(ホウ酸入り)注入を開始(海水からの切り替 えを実施)。3月27日午後6時31分、消防ポンプから仮設電動ポンプによる淡 水注入に切り替えを実施。 ・3月25日午前10時30分から、使用済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を用 いた海水の注入を開始。同日午後0時19分終了。3月29日午後4時30分より、 使用済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を用いた淡水の注入を開始(これ までは海水による注入であったが、今回より淡水による注入に切り替え)。同 日午後6時25分終了。3月30日午前9時25分、仮設電動ポンプによる淡水注入 を開始したものの、当該ポンプが不調であるため、消防ポンプへ切り替え。そ の後、ホースの一部に亀裂を確認したため、同日午後1時10分に注水中断。同 日午後7時5分に注水を再開し、午後11時50分に終了。 ・3月26日午後4時46分頃、中央制御室の照明が点灯。 ・タービン建屋地下の水を復水器に排水するため、3月29日午後4時45分頃より、 復水器から復水貯蔵タンクへの移送の準備として、同タンクの水をサプレッシ ョンプール水サージタンクへ移送。4月1日、午前11時50分終了。 ・4月1日午後2時56分、仮設の電動ポンプにより2号機の使用済燃料プールへ の水の注入を開始。同日午後5時5分終了。 ・4月2日午後5時10分より、復水器から復水貯蔵タンクへの水の移送を開始。 ※3号機 ・原子炉への注水を継続中。(3月13日にホウ酸注入済み)3月14日午前6時50分、原子炉格納容器の圧力が530キロパスカルまで上昇したことから、同日午前7時44分、原子力災害対策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象(格納容器圧力異常)が発生したと判断。その後、格納容器圧力は、緩やかに低下(同日午前9時5分現在、490キロパスカル)。*3号機について「3月14日に原子炉格納容器圧力上昇により、原子力災害対 策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象(格納容器圧力異常)が 発生したと判断」と記載しておりましたが、圧力の計算が間違っており、上 記特定事象に該当するものではなかったことから、当該記載を削除いたしま す。 ・3月14日午前11時1分頃、3号機付近で大きな音があり、白煙が発生。これに より、当社社員4名、協力企業作業員等3名が負傷(いずれも意識あり)した が、救急車を要請し、すでに病院へ搬送。 ・使用済燃料プールの水温上昇に伴い、自衛隊へご協力を要請し、3月16日にヘ リコプターによる原子炉建屋上部への放水を実施する検討をしていたが、同日 中の作業を中止。 ・3月17日午前6時15分より、圧力抑制室の圧力の指示値が、一時的に上昇して いることから、安全に万全を期すため、3月20日、原子炉格納容器内の圧力を 降下させる措置(放射性物質を含む空気の一部外部への放出)を行う準備を進 めていたが、現時点で直ちに放出を必要とする状況ではないため、圧力の状態 などを継続監視中。 ・3月17日、使用済燃料プールの冷却のため、自衛隊へご協力を要請し、ヘリコ プターによる放水を実施。 ・3月17日午後7時過ぎ頃、警察や自衛隊にご協力を要請し、放水車による放水 を開始。午後8時9分、放水終了。 ・3月18日午後2時前、自衛隊、アメリカ軍にご協力いただき、消防車による放 水を開始し、午後2時45分に終了。 ・3月19日午前0時30頃、消防にご協力いただき、ハイパーレスキューによる放 水を開始し、午前1時10分頃に終了。また、同日午後2時10分頃、ハイパーレ スキューによる放水を開始し、3月20日午前3時40分頃に終了。 ・3月20日午後9時30分頃、消防にご協力いただき、ハイパーレスキューによる 放水を開始し、3月21日午前3時58分頃に終了。 ・3月21日午後3時55分頃、原子炉建屋屋上南東側からやや灰色がかった煙が発 生し、午後4時21分頃、消防へ情報提供済み。原子炉圧力容器、原子炉格納容 器のパラメータ、周辺環境モニタリング値に大きな変動はみられないが、念の ため付近にいる作業員を屋内へ退避。3月22日、煙は白みがかった煙に変化し、 終息に向かっている。 ・3月22日午後3時10分頃、消防にご協力いただき、ハイパーレスキューによる 放水を開始し、同日午後4時頃に終了。 ・3月22日午後10時45分頃、3号機中央操作室の照明が復旧。 ・3月23日午前11時頃から、使用済燃料プールに海水の注入を開始し、午後1時 20分頃に終了。 ・3月23日午後4時20分頃、原子炉建屋から黒色がかった煙が発生していること を、当社社員が確認。午後4時25分頃、消防へ情報提供済み。原子炉圧力容器、 原子炉格納容器のパラメータ、周辺環境モニタリング値に大きな変動はみられ ないが、念のため付近にいる作業員を屋内へ退避。その後同日午後11時30分頃 および24日午前4時50分頃に、当社社員が煙の発生が止まっていることを確認。 作業員の待避も解除。 ・3月24日午前5時35分頃から、使用済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を 用いた海水の注入を開始。同日午後4時5分頃終了。 ・3月25日午後1時28分から、消防にご協力いただき、ハイパーレスキューによ る放水を開始。同日午後4時に終了。 ・3月25日午後6時2分より原子炉への淡水注入を開始(海水からの切り替えを 実施)。3月28日午後8時30分、消防ポンプから仮設電動ポンプによる淡水注 入に切り替えを実施。 ・3月27日午後0時34分頃より、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日 午後2時36分頃に放水終了。 ・3月29日午後2時17分頃より、コンクリートポンプ車による淡水の放水を開始 (これまでは海水による放水であったが、今回より淡水による放水に切り替え)。 同日午後6時18分に放水終了。 ・タービン建屋地下の水を復水器に排水するため、3月28日午後5時40分頃より、 復水器から復水貯蔵タンクへの移送の準備として、同タンクの水をサプレッシ ョンプール水サージタンクへ移送し、3月31日午前8時40分頃終了。 ・3月31日午後4時30分より、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午 後7時33分に放水終了。 ・4月2日午前9時52分からコンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後 0時54分に放水完了。 ※4号機 ・3月15日午前6時頃、発電所内で大きな音が発生し、その後、4号機原子炉建 屋5階屋根付近に損傷を確認。同日9時38分頃、原子炉建屋4階北西部付近に 出火を確認したものの、午前11時頃、当社社員が自然に火の消えていることを 確認。 ・3月16日午前5時45分頃、原子炉建屋北西部付近から炎が上がっていることを 確認。直ちに消防署、地元自治体へ通報するとともに、関係各所へ連絡し、消 火活動実施。同日午前6時15分頃、当社社員が、現場で火が見えないことを確 認。 ・3月20日午前8時21分頃、自衛隊にご協力いただき、消防車による放水を開始、 同日午前9時40分頃に終了。また、同日午後6時45分頃から、自衛隊の消防車 による放水を開始し、同日午後7時45分頃に終了。 ・3月21日午前6時30分頃、自衛隊、アメリカ軍にご協力いただき、消防車によ る放水を開始。同日午前8時40分頃に終了。 ・3月21日、仮設電源盤から建屋側へのケーブルの敷設完了。 ・3月22日午後5時20分頃、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後 8時30分頃に終了。 ・3月23日午前10時頃から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後 1時頃終了。 ・3月24日午後2時35分頃から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日 午後5時30分頃終了。 ・3月25日午前6時5分から、使用済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を用 いた海水の注入を開始。同日午前10時20分終了。 ・3月25日午後7時5分から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午 後10時7分終了。 ・3月27日午後4時55分から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午 後7時25分終了。 ・3月29日午前11時50分、4号機中央制御室の照明が復旧。 ・3月30日午後2時4分、コンクリートポンプ車による4号機への放水を開始。 同日午後6時33分終了。 ・4月1日午前8時28分からコンクリートポンプ車による放水開始。同日午後2 時14分終了。 ※5号機、6号機 ・3月19日午前5時、5号機の残留熱除去系ポンプ(C)を起動し、使用済燃料 プールの冷却を開始。また、同日午後10時14分、6号機の残留熱除去系ポンプ (B)を起動し、使用済燃料プールの冷却を開始。 ・5号機については、3月20日午後2時30分から原子炉冷温停止中。また、6号 機については、同日午後7時27分から原子炉冷温停止中。 ・5、6号機について、水素ガスの滞留防止を目的として、原子炉建屋屋根部の 各3箇所で穴あけを実施。 ・3月23日午後5時24分頃、5号機の仮設の残留熱除去海水系の仮設ポンプの電 源を切り替えた際、自動停止。その後3月24日午後4時14分に起動し、午後4 時35分に運転を開始。 ※3月18日、使用済燃料共用プールの使用済燃料の保管状況については、水位が確 保されていることを確認。3月21日午前10時37分から、当該プールへの注水を開 始し、同日午後3時30分頃に終了。燃料プール冷却ポンプを3月24日午後6時5 分に起動し、同プールの冷却を開始。 *使用済燃料共用プール 各号機の使用済燃料プールで一時貯蔵、管理していた 使用済燃料を、発電所内の独立した建屋に設置される各 号機共用のプールへ移送して貯蔵・管理するもの ※3月17日、乾式キャスク建屋のパトロールを実施し、外観目視点検の結果、乾式 キャスクに異常が無いことを確認。今後詳細に点検予定。 *乾式キャスク 使用済燃料を乾式の貯蔵キャスクにおさめて、キャスク保管庫 に貯蔵する方法。福島第一原子力発電所では1995年8月に運用 開始。 ※3月21日、23〜30日、発電所放水口付近の海水からテクネチウム、コバルト、よ う素、セシウム、テルル、バリウム、ランタン、モリブデンを検出。 ※3月20日、21日、23〜30日に採取した発電所敷地内の空気中からよう素、セシウ ム、テルル、ルテニウムを検出。 ※3月21日、22日に採取した発電所敷地内の土壌からプルトニウムを検出。今回検 出されたプルトニウムは、通常の環境土壌中の濃度レベルであり、人体に問題と なるものではない。念のため、発電所構内およびその周辺の環境モニタリングを 強化。 ※1〜4号機タービン建屋内に溜まり水があり、放射性物質が含まれていることを 確認。 ※3月27日午後3時30分頃、1〜3号機タービン建屋外のトレンチの立坑に水が溜 まっていることを確認。水表面の線量については、1号機が0.4mSv/h、2号機が 1,000mSv/h以上。なお、3号機の線量を確認できず。立坑内の水を引き続き監視 中。 3月29日、1号機のトレンチ内で確認された水についてサンプリングを実施し、 核種分析を行った結果、ニオブ、テクネチウム、ルテニウム、銀、テルル、ヨウ 素、セシウム、ランタンを検出。3月30日、2、3号機のトレンチ内で確認され た水についてサンプリングを実施し、核種分析を実施。それらも含めた評価結果 について、現在確認中。 ※4月2日午前9時30分頃、2号機取水口付近の電源ケーブルを収納する立坑(コ ンクリート製)内に水が溜まっており、空間線量で1,000 mSv/hを超えているこ と、その水が立坑側面の亀裂(約20cm)より海に流出していることを確認。生 コンクリートを立坑に二回にわたり注入したが、海への水漏れの量に変化はみら れなかった。新しい止水方法について検討した結果、高分子ポリマーなどを活用 することとし、それに必要な資機材と、止水の専門家を現地へ送り、現在、現場 確認中。2号機のトレンチと当該立坑につながるトレンチには接続箇所があり、 2号機タービン建屋の溜まり水が、当該接続箇所を経由し、立坑亀裂部分から海 へ流出した可能性があるが、今後、立坑への流入経路に関する更なる調査を行う 予定。立坑内の水および近傍の海水サンプリングを実施し、分析予定。 また、4月2日より、福島第一、第二発電所沖合約15km地点における海水サン プリングも開始し、今後、総合的に評価予定。 ※3月31日午前9時20分頃より、1号機立坑内から集中環境施設の貯槽への移送を 開始。同日午前11時25分頃終了。 ※集中環境施設プロセス主建屋で水たまりを確認したことから、分析を行った結果、 3月29日に管理区域内で総量約1.2×101Bq/cm3、非管理区域で総量2.2×101Bq/cm3 の放射能を検出。 ※3月31日午後3時42分頃、原子炉等の冷却に使用する淡水を積載した米軍のはし け船1隻(1隻目)が、海上自衛隊の艦船にえい航され、発電所専用港に接岸。 4月1日午後3時58分頃、ろ過水タンクへの補給を開始し、同日午後4時25分終 了。4月2日は午前10時20分頃から、ろ過水タンクへの淡水の注水を再開し、午 後4時40分に当日分の作業を終了 4月2日午前9時10分頃、原子炉等の冷却に使用する淡水を積載した米軍のはし け船1隻(2隻目)が、海上自衛隊の艦船にえい航され、発電所専用港に接岸。 準備が整い次第、ろ過水タンクに補給する予定。 ※4月1日午前11時35分頃、米軍はしけ船のホース手直し作業のため、岸から船に 乗り込む際、作業員1名が海へ落下。すぐに周囲の作業員に救助され、けがおよ び外部汚染はなかったものの、念のため、ホールボディカウンタによる内部取り 込みの確認を実施予定。 ※4月1日午後3時より、共用プール山側の約500m2の範囲に、地面の放射性物 質の飛散を防ぐ飛散防止剤を試験的に散布。同日午後4時5分に終了。 ※発電所敷地周辺に設置している本設モニタリングポスト(No1〜8)が復旧し たため、その測定値を定期的に監視するとともに、公表。 ※今後、安全の確保に全力を尽くしてまいるとともに、引き続き周辺環境のモニタ リングを継続・監視してまいります。 ・福島第二原子力発電所 1〜4 号機 地震により停止中 ※福島第二原子力発電所の半径10km以内の地域住民に対して、国より避難指示あ り。 ※原子炉冷温停止に向けて、原子炉冷却機能を復旧して原子炉を冷却し、1号機に ついては3月14日午後5時から、2号機については同日午後6時から、3号機に ついては3月12日午後0時15分から、4号機については3月15日午前7時15分か ら原子炉冷温停止中。 ※3月30日午後2時30分、1号機の原子炉を冷却する残留熱除去系(B)の電源が 外部電源に加え、非常用電源からも受電が可能となったことにより、全号機にお いて、残留熱除去系(B)のバックアップ電源(非常用電源)を確保。 ※1号機 ・非常用補機冷却系*の温度が上昇傾向にあるため、3月15日午後3時20分残留熱 除去系(B)を停止して調査。非常用補機冷却系のポンプの電源に故障が確認さ れたため、電源を交換し、3月15日午後4時25分に当該ポンプおよび残留熱除去 系(B)を再起動。 ※4号機 ・非常用補機冷却系*のポンプ出口圧力が低下。調査のため、3月15日午後8時5 分に残留熱除去系(B)を停止。非常用補機冷却系のポンプ電源設備が故障して いたため、当該設備を交換し、3月15日午後9時25分、当該ポンプおよび残留熱 除去系(B)を再起動。 *非常用補機冷却系・・・ポンプ軸受、熱交換機等の冷却用に海水と熱交換した 冷却水(純水)が循環している非常用の系統 ・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中 (2〜4号機は定期検査中) 【火力発電所】 ・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中 ・常陸那珂火力発電所 1号機 地震により停止中 ・鹿島火力発電所 2、3、5、6号機 地震により停止中 【水力発電所】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【流通設備等への影響】 ・電気の供給については、すべて復旧済み (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中) 【需給逼迫による計画停電の実施と一層の節電のお願いについて】 ・今後予想されます電気の使用量に対し、供給力が大変厳しい状況にあることを踏 まえ、予見性のないまま大規模な停電に陥らないよう、3月14日以降、計画的に 停電をお願いさせていただいております。当社としては、安定供給に向け早急、 最大限の対策を講じることで、一日も早い復旧に取り組んでまいります。大変申 し訳ございませんが、停電の対象となるお客さまにつきましては、お知らせしま した停電予定時間に備えていただくとともに、そのほかの地域にお住まいのお客 さまにつきましても、引き続き、不要な照明や電気機器のご使用を控えていただ きますよう、お願いいたします。 【その他】 ・切れた電線には絶対にさわらないでください。 ・火災防止のため、自宅を離れる際には、ドライヤーなどの電気機器のスイッチを 入れたまま外出しないようお願いします。 ・自家発電設備をお持ちのお客さまにつきましては、燃料の確保等をお願いいたし ます。 以 上 ※実績の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファ イル】ページをご覧ください。