福島第一原子力発電所3号機付近での白煙発生について(第四報)
平成23年3月14日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所
本日午前11時1分頃、3号機原子炉建屋で、大きな音が発生し、白煙が発生し
ました。水素爆発を起こした可能性が考えられます。
パラメータ上、原子炉格納容器の健全性は保たれていると考えております。プ
ラントの状態、外部への放射能の影響等については、現在調査中です。
(お知らせ済み)
午後3時現在、当社社員4名、協力企業作業員等3名が負傷(いずれも意識あ
り)しております。救急車を3台要請し病院へ搬送しております。負傷した7名
のうち6名に放射性物質の付着が確認されましたが、うち5名については除染を
しております。また、冷却水の補給作業にご協力いただいておりました自衛隊の
方々(4名)も負傷している模様ですが、詳細は確認中です。
午後1時55分現在、モニタリングポスト(MP6)付近の測定値は15μSv/h
(マイクロシーベルトパーアワー)であり、放射線量の上昇傾向は確認されてお
りません。
午後3時現在、当所の南側(約10km)風下に位置する福島第二原子力発電所
のモニタリングポストの指示値に、これまでと比較して大きな変動はありません。
なお、今後、1、3号機の事象をふまえ、あらかじめ2号機について、原子炉
建屋壁面に水素ガスを抜くための処置について検討を行っております。
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおか
けしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
引き続き、関係機関と協調して、安全の確保に全力を尽くしてまいるとともに、
周辺環境モニタリングを継続監視してまいります。
(参考)モニタリングポスト(MP6)付近の測定値
午前11時44分 :20μSv/h(マイクロシーベルトパーアワー)
午後0時30分 :4μSv/h
午後1時55分 :15μSv/h
以 上
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