水力発電所「砥川発電所」の運転開始について
〜揚水発電所の自流放流水を活用したダム式発電所としては11年ぶりの開発〜
平成23年1月26日 東京電力株式会社 当社は、本日、栃木県日光市佐下部[さげぶ]において水力発電所「砥川[とが わ]発電所」の運転を開始いたしました。 当発電所は、今市発電所(揚水式水力発電)の下部調整池(今市ダム)に流入す る利根川水系砥川(一級河川)の水資源を活用し、約51mの有効落差を利用して発 電を行う最大出力240kWのダム式水力発電所です。平成22年9月に着工し、建設を 進めてまいりましたが、この度完成したもので、揚水式発電所の自流放流水を活用 したダム式水力発電所としては11年ぶり2ヶ所目の開発となります。 なお、当発電所の年間発電電力量は、約100万kWh(一般家庭約300世帯分の年間 電力需要に相当)となり、これによるCO2削減量は年間約350トン(一般家庭約 70世帯の年間CO2排出量に相当)を見込んでおります。 当社は、『2020ビジョン』において、低炭素社会の実現に向け、2020年度までに 国内における再生可能エネルギーの新規開発を、グループ全体で40万kW程度行う目 標を掲げており、今後も水力発電を含むゼロ・エミッション電源の導入にグループ 一丸となって取り組んでまいります。 以 上 添付資料 ・別紙:水力発電所「砥川発電所」の概要(PDF 223KB)