水力発電所「栃川発電所」の運転開始について
〜水路式の水力発電所としては48年ぶりの新規開発〜
平成22年12月9日 東京電力株式会社 当社は、本日、長野県下水内郡栄村[しもみのちぐんさかえむら]において水力発 電所「栃川[とちがわ]発電所」の運転を開始いたしました。 当発電所は、信濃川水系栃川(一級河川)の中流域に取水堰[しゅすいぜき]を設 け取水した後、約175mの有効落差を利用して発電を行う最大出力1,000kWの水路式 水力発電所です。平成19年9月26日に開発地となる長野県下水内郡栄村より開発計 画の同意をいただいた後、平成21年8月に着工し、建設を進めてまいりましたが、 この度完成したもので、当社の水路式水力発電所としては、48年ぶりの新規開発と なります。 なお、当発電所の年間発電電力量は、約610万kWh(一般家庭約1,800世帯分の年 間電力需要に相当)となり、これによるCO2削減量は年間約2,100トン(一般家 庭約420世帯の年間CO2排出量に相当)を見込んでおります。 当社は、『2020ビジョン』において、低炭素社会の実現に向け、2020年度までに 国内における再生可能エネルギーの新規開発を、グループ全体で40万kW程度行う目 標を掲げており、今後も水力発電を含むゼロ・エミッション電源の導入にグループ 一丸となって取り組んでまいります。 以 上 添付資料 別紙:水力発電所「栃川発電所」の概要(PDF 189KB)